内容説明
日々の暮らしの中で体験した愉快な話から、人生の深淵に触れる不思議なエピソードまで、小説家の頭の中の抽斗には、話題がいっぱい! 「どうして寝る前に限ってネタを思いつくんでしょうね?」と悩みつつ、つぎつぎ繰り出されるユーモア溢れるエッセイ52編。大橋歩さんのおしゃれな銅版画も楽しい人気エッセイ・シリーズ第3弾。『サラダ好きのライオン 村上ラヂオ3』改題。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
126
ついつい一気読み。声を出すわけではないが、ワハハというよりフフッと笑える時間を過ごしました。ひとつずつが大した話でなくても、著者の手にかかると、うんうんと、ついうなずいてしまうような、珠玉の文章になってしまう。英語を使う人々でも、ちゃんと聞き取れない会話もあるんだな、と納得する「スーパーサラダ」の話とか。これで完結らしいが、続きが読みたかった。2019/06/28
優希
115
サラッと読めて楽しくて、次々とよくここまでユーモアが出せるなと思います。どんな引き出しがあるのか覗いてみたくなりました。日々の愉快なエピソードや人生の深みの話まで、その話題は尽きません。このユーモアが癖になるなとしみじみ。2017/03/11
kinkin
93
雑誌「アンアン」で連載されたエッセイをまとめた本。村上春樹の小説はとても苦手で最後まで読んだのはないけれどエッセイはだいたい読んでいる。なにより読みやすくでなるほどとメモしたくなるような話がふんだんに載っている。「ギロチンを待ちながら」ギロチンに関する映画のことや、ガス欠のことを書いた「ああ困った、さあどうしよう」他にもいくつもあった。ちょっとした時間に気軽に読める。大橋歩さんのイラストもいいなあ。2016/07/28
ジョゼ★ネコを愛する絵描き(趣味)
87
今回も面白かったです。 村上春樹さんって本当に飾らないお人柄なんだと思いました。 大橋歩さんの版画もとても素敵です。 なんだか憂鬱な気分の中で読んでいたのですが、心がフワッと軽くなりました。 あまり色々考えても仕方ないなと前向きにさせてくれます。 内容は他愛もない話題が多いのですが、時折なるほどなと頷くところもありました。 村上春樹さんの独特な着眼点というか、そういうところがとても面白くて楽しかったです。 このシリーズとても好きです。 また気分が落ち込んだ時に再読したいです。 心がほわっと温まりました。 2022/10/13
もとむ
66
村上春樹のエッセイはホントに面白い。これだけ気楽な気持ちで読ませてくれるエッセイは、そうそうないかと。そういう意味では「くだらなさ」とか「テキトー」って、人生には大切かと(←賞賛のつもりだけど大丈夫かな)。今回一番刺さったのはコレ→「村上春樹は偽善的だ、と批判された時、勿論良い気はしなかったけど、そもそも"いや、私は偽善的な人間ではありません"と断言出来る人が世間にどれだけいるだろう?そのように否定することこそ偽善的な行為かも」。僕が先日、ある方から個人的に非難されたこともあって、なんだか慰められました😌2025/02/16
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