内容説明
月を愛で、漢詩を諳んじる、若き女房・梛子――その呼称を、清少納言。彼女には幼い頃より、「遠い記憶を視る能力」があった。ある日、梛子は帝の御前で上質の料紙を賜った上、中宮定子からまるで揶揄われるように「枕ごと」を綴ることを勧められた。しかし華やかさの欠片もない自分の恋愛遍歴など描きようもない。何を書くべきか迷った挙げ句、梛子は最初の五文字を綴った。「このそうし(草紙)」と。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひーたろー
1
最近読んだ本との「安倍晴明」つながりで、久し振りに引っ張り出して読んだ。梛子の「ますらお」っぷりが素敵。「はるはあけぼの」と「はるあき」をこじつけっぷりも素敵。2014/01/21
海歌@旧アカウント
1
姫神さまシリーズを結構前に読んでて、気になってたものをようやくw おもしろい(^O^) これは続編も読もうww たしかに、今も昔も人はあまり変わってないのかもしれないなぁ。2012/07/01
コルネリア
1
再読のようです…。 読んだことも内容もすっかり忘れていました。 平安時代が好きなので、面白かった。2010/10/25
黎雪
0
14年前の読書記録を見つけて、懐かしくなって再読。 当時はこの巻だけしか読んでいなかったみたいなので、続きも読んでみたい。2017/04/29
いんちょ
0
2006-08172015/06/06