内容説明
お仕えするお嬢さまの結婚式の準備で大忙しのジェイン。女性の身なりを美しく整えることが仕事のレディーズ・メイドにとっては腕の見せどころ!と、お嬢さまを誰よりも幸せな花嫁にするために奮闘していた。しかし、両家の母親が式のことで意見をぶつけあったり、花嫁衣装をつきとめようとゴシップ紙が動いていたりと、お嬢さまが不安になるようなことばかりが起きてしまう。さらに、式の会場となる邸宅で殺人事件が。しかもこの事件は、近頃ニューヨークを騒がせている誘拐事件とも関わりがありそうだった。そんななか、お嬢さまはついに、婚約を解消したいと言い出してしまう。ジェインはお嬢さまを安心させて、無事に結婚式を迎えられるのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
31
女性の社会進出のための大きなうねりー参政権運動ーが大きく取り上げられていて、カマラ・ハリス次期副大統領の白いスーツの意味を知ったばかりだったので、胸が熱くなりました。コージーというにはかなり骨太なストーリーで、今回も前回と一緒で特権階級の人々がきちんと裁かれないことへの不満を感じました。…でも、一昔前のミステリーって確かにこういう幕切れが多かった気がします。良くも悪くも品格というものがあり、それぞれの立ち位置があった時代なんでしょうか。続きが読みたい!2020/12/22
アカツキ
12
ニューヨーク5番街の事件簿2作目。レディーズメイドのジェインは成金一家の内気な姉ルイーズの結婚式の支度をするために会場となる邸宅へ向かう。不安から神経質になるルイーズをなだめつつ式の準備は進んでいたが、しかし、邸宅で働くナニーが殺されて…。当時の時代背景をしっかり書き込んだ社会派の作風は変わらず。今作もしっかりずっしり重い気持ちにさせられた。とはいえ、ルイーズが成長したり、女性参政権の行進など明るく希望を感じるシーンが用意されているのは救い。…と思ったら、老ジェインの語りで再び時代の荒波にさらわれる。2020/04/21
sugar&salt
9
ベンチリー家の長女ルイーズとウィリアムの結婚することになり、ジェインも結婚式会場となるウィリアムの叔父の邸宅へ。その邸宅で殺人事件が起こったり、ルイーズはウィリアムとの婚約を解消したいと言い出したり…。タイトルに悩める花嫁とあるだけに結婚式間近なのに楽しそうな感じはなく、時代背景もタイタニック号が沈没した時期で全体的に重ためな内容で、読み進めるのに時間がかかってしまった。2020/10/25
縁側
9
舞台はタイタニック沈没ニュースに沸くアメリカ。同時代のイギリスのメイド作品と違い、アメリカだなぁと感じるのは、メイド達が仕える家に対して一つの就職先と割り切ってるところ。代々の貴族は存在せず、成金と呼ばれるお金持ちが存在する国との違いなんだろうな。前作と同じように殺人事件が起こり、犯人を割り出していくのだが、前作と同じように当時の社会問題を炙り出してくる。移民の国だろうが国差別は存在。今回のクライマックスは女性参政権のデモなんだろうな。日本ではその貴重な参政権を放棄する人が多いから、今の首相なんだろう。2020/04/20
pettyori1
6
ニューヨーク5番街の事件簿、シリーズ2作目。 お嬢様(姉)の結婚が決まりました!が、式の直前に殺人事件が起こります。タイタニック号の沈没事故や、女性の参政権など当時の社会情勢の描写がストーリーのメインに感じます。事件解決した後の話が重く、長かった。読み応えはありました。2023/02/18
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