角川文庫<br> 高校事変 V

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角川文庫
高校事変 V

  • 著者名:松岡圭祐【著者】
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • KADOKAWA(2020/01発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041090107

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内容説明

武蔵小杉高校事変で優莉結衣に命を救われた濱林澪は、多くの死に直面したショックから不登校になっていた。編入試験を受けるため下見に来た農業高校で澪が出会った梶沙津希は、結衣の父・匡太が起こしたサリン散布事件で両親を亡くした過去を持つ。農業高校の教師たちの振る舞いに異様な気配を感じた澪は、沙津希の身を案じて結衣を呼び出した。あの事変以来の再会だった。優莉匡太亡き後の秩序再編をもくろむ半グレ組織、そして匡太の子たちを追い込むためには非常手段を辞さない公安警察。国家規模の陰謀が新たな戦いを引き起こす。烈しい戦闘のさなか、結衣が対峙したのはあまりにも意外な人物だった。

【早くもコミカライズ決定】
「ヤングエース」2020年2月号より連載スタート!(漫画:オオイシヒロト)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

469
二作目ラストで登場した妹が、三作目では、ずいぶん雑に描かれてるなと感じていたが、ここまで考えていたのかと納得。今回は公安サイドの動きも多く描かれ、色々と転機になりそうな展開。少女から財布盗んだチンピラカップルをあっさり殺す結衣は、公安に目をつけられても仕方がないような…。弁解の余地がない。ラスト百ページくらいで一気にアクションに突入する流れはテンプレ化してきたが、相変わらず創意工夫に溢れる戦闘シーンが続き、今のところ新鮮さは保たれている。次作は修学旅行らしく、良いタイミングでの舞台転換。楽しみ。2020/01/31

海猫

228
シリーズ5巻まできたけど、質が下がったりネタ切れになるということもなく今回も面白い。優莉結衣の性格も少しずつ変化してきているようで、誰かを守ろうとしながら闘ったり、ワンマンアーミーなだけではない部分が増えてきた。それにお話の方も、これまでの巻で語られてきたことが、伏線になっていたり工夫を感じる。この巻だけでも意表を突く展開を仕込んでいたり、読者に対するサービス精神には感心した。毎度アクションシーンが多いしね。次巻は3月末発売で相変わらず刊行が早い。修学旅行編みたいで、どう話を広げていくのか今から楽しみだ。2020/02/02

kou

186
結衣の殺人への心理的ハードルが段々と下がってきている気がして、少しゾッとした。凜香との姉妹喧嘩は恐ろしさを通り越して笑ってしまった(特に剣山の部分)。兄弟の何人かは、田代の傘下に入ったみたいだから、今後、兄弟達との戦いも激化していくのだろうか?それしても、凜香は、やっていることは最悪だが、利用されている感が満載で、何という言うか、報われなさ?哀れさ?が漂っており、読んでいて、切なくなってしまった。利用されるだけされて死んでしまうようなバッドエンドだけは見たくないぁ。2020/04/10

はにこ

159
孤独なヒロイン結衣が唯一の友、澪を救いに農業高校へ。今回は悪徳公安も絡み、お約束の田代一家も絡みで敵がいっぱい。澪や沙津希を庇いながらも敵を仕留めていくのがカッコ良かった。あっさり人を殺す結衣もたいがいなんだけど、悪に立ち向かう姿はやはり応援したくなるね。凛香はショックだったなぁ。。まだまだ結衣の戦いは終わらない。 2020/10/11

黒瀬

153
旧友と呼んで良いのか分からない同級生との意外な再会。濱林澪は事変のショックで不登校になっていたが、これはまだ氷山の一角なのだろう。田代親子の暗躍がいよいよ表立ち、それまで守るために戦い、葬っていた結衣が殺すための殺しを始める日が刻一刻と近付きつつある。妹・凛香との共同戦線は果たしてこれで終わりなのか。最後のセリフが情を捨てきれていないとしか思えないが、これが吉と出るか凶と出るか。2020/10/17

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