内容説明
優莉結衣(ゆうり・ゆい)は、平成最大のテロ事件を起こし死刑となった男の娘。事件当時、彼女は9歳で犯罪集団と関わりがあった証拠はない。今は武蔵小杉高校の2年生。この学校に支持率向上を狙った総理大臣が訪問することになった。総理がSPとともに校舎を訪れ生徒や教員らとの懇親が始まるが、突如武装勢力が侵入。総理が人質にとられそうになる。別の教室で自習を申し渡されていた結衣は、逃げ惑う総理ら一行と遭遇。次々と襲ってくる武装勢力を化学や銃器のたぐいまれなる知識や機転で次々と撃退していく。一方、高校を占拠した武装勢力は具体的な要求を伝えてこない。真の要求は? そして事件の裏に潜む驚愕の真実とは? 人質になった生徒たちと共に、あなたは日本のすべてを知る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
643
理屈抜きのアクション物。作中でも度々言及がある、ダイハードやトイソルジャーといったハリウッド大作を意識してのか、爆発や銃撃戦がとにかく派手で、リアリティーよりも、スカッと悪者退治する爽快感重視。この作品ならではの特徴として、ヒロイン結衣の人物像が挙がるだろうが、それ以上に、校内にある備品を駆使して、危機的状況を乗り切る、アイデアの面白さだったり、テロリスト側の動きを読んで動く駆け引きといった、頭脳戦の描写の細かさが効いた。実現性はともかく、説得力を生んでいる。続編も出たばかりのようなので、読んでみよう。2019/07/28
starbro
545
新型コロナウィルス対策購入シリーズ第十四弾、以前から気になっていた松岡 圭祐、初読です。女子高生が主人公なので、「セーラー服と機関銃」のノリかと思いきや、かなりハードなJKアクション・エンタテインメントでした。優莉 結衣のキャラクターは、大変魅力的です。最近仕事で、頻繁に武蔵小杉に出没しています(笑)続いてⅡ巻へ。トータルの感想は全六巻読了後に。 https://promo.kadokawa.co.jp/matsuokakeisuke/2020/04/24
海猫
385
高校が突如武装勢力に乗っ取られ一人反撃を開始する女子高生、という映画やライトノベルでありそうな話。が、作中で登場人物がダイ・ハード系の映画や中二病的妄想を揶揄する台詞を言ったりする。実際、安易に定番のアクションものをなぞった内容にはしていない。また、舞台背景を現実に沿ったものにしてあり、高校に総理大臣がいる状況も作り込んである。その上で暴力描写がキツめで「事変」が起こると高校生らが、容赦なく殺されていくので生々しい。そんな中黙々と戦うヒロインが頼もしい。荒唐無稽感がなくもないが、とにかく一気に読めた。2019/06/09
三代目 びあだいまおう
345
圧倒的!まさに松岡圭祐本領発揮です!圧巻の戦闘描写、蘊蓄の数々、大はまりした千里眼シリーズを彷彿とさせます!主人公結衣は、未曾有のテロ事件を起こした半グレ軍団リーダーの娘。国民全ての白眼に晒されながらも高校に通う女子高生。支持率向上を目論み総理大臣がその高校を極秘訪問することに。突如武装集団が校内に侵入、阿鼻叫喚の凄惨な殺戮シーンが序盤で始まる。占領下となった高校では数百人の生き残り人質が。幼き頃から叩き込まれた戦闘スキルを発揮し打開を図る結衣の行動。微塵も止まらぬ躍動に松岡圭祐フリーク大興奮です‼️🙇2020/04/12
青乃108号
342
総理大臣訪問中の高校に立て籠る武装勢力に立ち向かう女子高生1人。卓越した戦闘能力と知識でもって圧倒的勢力と勇敢に闘う。物語は読み手の期待を裏切らず見せ場満載で最後まで突っ走る。映画ダイ・ハードを思わせる展開ながら、その映画自体を茶化す余裕まで見せられニヤニヤしてしまう。ダイ・ハードにはなかったドローンの執拗な攻撃に悩ませられながらも、1人また1人と敵を倒す彼女。事件の首謀者と対峙した時彼女の取った選択は。これは面白かった。続編もびっくりする程沢山出ているようで、もう一冊くらいは読んでも良いかなと思う。2023/07/20




