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内容説明
北欧アイスランドを駆け巡る、探偵・御山慧(みやま・けい)のジュヴナイル・ミステリ第4巻!
アイスランドに暮らす17歳の音楽家、リリヤには悩みごとがあった。それは、日本からやってきた同い年の探偵・御山慧が何度もちょっかいをかけてくること……。
仕返しを試みるリリヤは、慧にギャフンと言わせることが出来るのか!? 一冊まるごとヒロインのリリヤに焦点を当てます!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
泰然
69
4巻目はギアチェンジ。「どんなに運転が下手でも道に出たらはしるしかない。人生と同じだ」とモノローグをしたことがある渋く格好良いアクティブな主人公が、異性の前で随分と情けなくアホな体たらくを晒す。このふたり、本当はお似合いなのだろうが上手くいかないのは、主人公の不器用さ。けどこれは青春の特権。対照的に異性にも同性にもモテる弟、三知嵩の美貌と、怪しく危険な香りのする過去が挟まれる演出が良く、展開が気になる。時にリリヤの正体はアイスランドらしくフェアリーなのか?なら主人公が道理で精神年齢で勝てないワケもわかる。2020/06/20
眠る山猫屋
59
アイスランドの荒涼として優しくない自然がひしひしと伝わってきて、無慈悲に冷たい風に鳥肌が立つ。凄い。リリヤのお尻に釘付けになる慧、辺りに死を振り撒く弟・三知嵩の痕跡を見失い、熱に倒れて・・・。不器用な看病をするリリヤの優しさと慧の鈍さが初々しい(笑)でも鈍い慧のぶっきらぼうな優しさが三知嵩に愛されているんだろうな。三知嵩の魔性の力は何故生まれ、何故死の連鎖を産んでいるのか、謎はまだ語られていない。そして後半の火山地帯への旅の荒々しさ。世界の果ての誘惑。2020/01/14
Tenouji
51
「強風にあおられて雑念が剥がされていく」2020/02/15
るぴん
37
慧とリリヤの掛け合いが楽しい。仕事の時は大人っぽいのに、色恋沙汰に疎い慧が可愛いなぁ。そして三知嵩は相変わらず不気味。彼は一体何がしたいのか…。兄の慧と一緒にいることだけが望みってわけでもなさそうだしな〜。ようやく慧も三知嵩の危うさに気づいたかと思ったら、三知嵩が行方不明に。 どうなるんだろう?2020/01/16
しましまこ
29
美しいアイスランドと美しいリリヤ。三知嵩は?この話は何処へ行くの?2020/01/18