宝島社文庫<br> スマホを落としただけなのに 戦慄するメガロポリス

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宝島社文庫
スマホを落としただけなのに 戦慄するメガロポリス

  • 著者名:志駕晃【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 宝島社(2020/01発売)
  • 5/5はこどもの日!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784299001122

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内容説明

OL・粟野有希は、公園でお弁当を食べていたところ、見知らぬスマホを拾う。無事落とし主に返したのだが、それを機に身のまわりで不可解な出来事が起こり始める。それは日本を震撼させる大事件の前触れだった。一方、神奈川県警の桐野は、内閣サイバーセキュリティセンターに出向することになる。東京オリンピックを標的にしたサイバー攻撃が“ある人物が協力することがわかったからだ。しかし、何者かから「センター内にスパイがいる」との密告が入り――。有希に近づいた好青年の正体は? センター内に潜むスパイとは誰なのか? そして、浦井が企む、日本全国を人質にとる大犯罪の全容とは? シリーズ最大のスケールで描かれる攻防を見届けろ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナルピーチ

195
シリーズ三作目。前作で警察署から逃亡に成功した浦井は北朝鮮に潜伏、東京オリンピックを標的にサイバーテロの計画を企てていた。どんどん物語のスケールが大きくなりいよいよ国家を揺るがす程の事件が待ち受ける!全体的にテンポ良く場面展開されていくので相変わらず読みやすい作風。残念なのはオリンピックを狙ったサイバーテロなのにそこの描写はあっさりとした印象。前二作通じてあくまで浦井のドSっぷりを魅せるのがこのシリーズの醍醐味なんだろうか。ラストはまたまた続編に期待高まる終わり方。ここまできたら浦井を応援するのもあり?!2021/03/22

nobby

164
前作の反省いや評判をふまえてか、今度はちゃんとスマホ落として、いや拾って始まる物語(笑)個人的には嫌いじゃないけど、何より伝えたいのはこれはもはや“スマホ”なミステリでなくて“浦井”のスパイ小説だってこと!そう割り切って読めれば、ABC表記あって人物視点入れ替わっての構成はスピード感たっぷりに楽しめる。どっかで聞いた様な時事ネタ満載にもニヤリ。あくまで深みを求めず気楽な読み心地を期待で♬相変わらずサイバー犯罪や最新鋭技術の紹介は恐ろしくも興味深い。どうせなら国際指名手配な殺人鬼が愛されキャラだったらなぁ…2020/01/28

菅原孝標女@ナイスありがとうございます

161
今作も感嘆。スケールが大きいのに設定が細かくリアリティがある。教養が広い上に常に勉強し続けているのだなぁとわかる作品。…瀧島さんに振り回されました。桐野くんは早く幸せになってくれ。 スマホシリーズ以外も含めてほとんど読み尽くしたぐらい志駕晃さんの作品が気に入っています。笑2020/04/15

よつば🍀

138
「スマホを落としただけなのに」シリーズ第3弾。OLの粟野有希が公園に落ちていたスマホを拾う所から物語は始まる。落とし主は20代後半、好青年風の瀧島慎一。無事にスマホを返したのだが、それを機に有希の周りでは不可解な出来事が起こり始める。序盤は登場人物を身近に感じ面白く読めていたが、東京オリンピック開会式に向けてのサイバーテロ、韓国でのスパイ行為、1作目に登場したサイコパス・浦井の麻美への病的な執着など様々な要素が入り乱れ徐々にスケールアップし脳内が混乱して行った。今後はスマホを落とすのも拾うのも怖くなる。 2020/01/29

金吾

134
スマホを通じて恐ろしい世界につながってしまう可能性に畏怖しました。日本のセキュリティーの脆弱性は現実の情勢を考えると危機感を感じ憂鬱になりますが、誰が味方かわからない状態等は読んでいてドキドキしました。2021/06/24

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