宝島社文庫<br> スマホを落としただけなのに

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宝島社文庫
スマホを落としただけなのに

  • 著者名:志駕晃【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 宝島社(2020/01発売)
  • 夏のおとずれ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~6/22)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784800270665

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内容説明

麻美の彼氏の富田がタクシーの中でスマホを落としたことが、すべての始まりだった。拾い主の男はスマホを返却するが、男の正体は狡猾なハッカー。麻美を気に入った男は、麻美の人間関係を監視し始める。セキュリティを丸裸にされた富田のスマホが、身近なSNSを介して麻美を陥れる凶器へと変わっていく。一方、神奈川の山中では身元不明の女性の死体が次々と発見され……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

1453
賞への応募作という事もあり、もう少し掘り下げて広げていって欲しかった部分も結構そぎ落とされてコンパクトになっている気がした。殺人鬼が麻美の周辺に手を伸ばしていく様や、周囲との人間関係がしっちゃかめっちゃかになっていく様子こそが面白くてもっと読みたかったのに、スマホの乗っ取りが完了してからはラストまでかなりあっさり。富田との関係も、麻美が一方的に性悪なだけで、富田はひたすらお人好しな良い人のまま。二股を絡めてもっとお互いドロドロギスギスするのを読みたかった。ラストの仕掛けはあってもなくても別に…という感じ。2017/07/31

1223
富田くんがスマホを落として親切な男性が返してくれる所から始まりますが、謎の連続殺人事件や彼女のネット被害、なりすまし等数々のどんでん返しを繰り返して犯人逮捕へ…という流れです。作者がFBをはじめSNSのことをかなり詳しく調べられており凄いです。今や誰でもどこでも簡単に他人と繋がることが出来、他人の情報を手に入れることが出来、誰でも犯罪を犯すことができる世の中。もはや誰なら信用して良いのかさえもわからなくなりそうです。私もスマホで安易に待受に友達や恋人を設定しないでおこうと思いました。2017/06/19

ウッディ

1087
タイトルどおり、彼氏がスマホを落としただけなのに、こんなことになるなんて・・というエンターテイメント小説でした。ハッキングができ、ネットに精通したサイコパスにSNSを通じて監視される気持ち悪さ、facebookのアカウントを乗っ取られた時のリアルな人間関係の崩壊など、自分にも起こりそうな話で引き込まれました。ネット犯罪防止の啓発本の役割も果たせそうなストーリーでしたが、ミステリーとしても面白かった。・・・と、こうして読メに書いているこのレビューも誰かに乗っ取られたものだったりして。。。ヒヒヒ2018/06/19

どんふぁん

1051
2018年11月18日読了。書店の人気売上ランキング1位で、オマケに最後の1冊で、期待大で読みました。感想はとにかく怖い怖い怖い!思わずFacebook解約しようか思いました。この小説の凄いところは、今の時代を色濃く映しているところですね。家族関係の希薄、インターネット環境変化の加速化、なのに危機管理についていけてない。私も人のこと言えないなと思いました。情報化社会の中で何が正しいのか間違っているのか、常に見極めないといけないと警鐘を鳴らしているように思いました。あなたのスマホは大丈夫ですか?2018/11/18

ehirano1

1033
ホントにスマホを落としただけなのに、こんな地獄が待っているとはいやはや・・・・・。 もはやスマホは免許証や保険証、もしかしたら実印と肩を並べるモノと言っても過言ではないかもしれません。使用においては個人の責任云々では収まらないレベル。便利の裏側は便利以上に恐ろしい・・・・・。 2019/07/06

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