自叙伝 ジェームズ・T・カーク

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自叙伝 ジェームズ・T・カーク

  • ISBN:9784801921054

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内容説明

「伝説の男」の真実――
宇宙艦隊史上において「伝説」の船長であるジェームズ・T・カークの自叙伝!

誕生にはじまり、タルサス四号星で過ごした少年時代、
宇宙艦隊アカデミー時代、異例の昇進、
そして〈エンタープライズ〉指揮官としての輝かしい経歴――

〈U.S.S エンタープライズ〉の船長として、5年間の深宇宙探査を敢行。以後、幾たびもの地球と宇宙の危機に立ち向かったジェームズ・T・カーク。
惑星連邦でその名を知らない者のいない「伝説の男」が自らの人生を語った、初の自叙伝!

『自叙伝 ジェームズ・T・カーク』は、不世出の宇宙艦隊船長の人生 (2233 2293)を、提督みずからのことばで綴ったものである。
誕生にはじまり、タルサス四号星で過ごした少年時代、宇宙艦隊アカデミー時代、異例の昇進、そして〈エンタープライズ〉指揮官としての輝かしい経歴――
本書は、カーク提督がNCC-1701-Bの就航式で行方不明となる以前にメモリー・アルファの歴史家でもあるデイヴィッド・A・グッドマンと共に取り組んでいたものである。
斬新な切り口でカーク提督の内面に迫り、彼の信念、勇気、そして宇宙に息づくあらゆる生命──どんな形態だろうと──に対する献身に、深い洞察を与える。
また、個人的な通信や航海日誌、その他の抜粋によって、カーク提督の個人史に一層の深みをもたらしている。
カーク提督と共に数々の冒険を経験し、良き仲間であり親友であったレナード・H・マッコイ医学博士が〈序文〉を、スポックが〈あとがき〉を寄せている。

「われわれにとって一番危険なのは、
未知なるものにいわれのない恐怖を抱くことだ。
未知なんてあり得ない──一時的に見えず、一時的に理解できないだけだ」
──ジェームズ・T・カーク

著者について
ジェームズ・タイベリアス・カーク
James Tiberius Kirk
2233年3月22日 - 2293年。地球・アメリカのアイオワ州リバーサイド出身の地球人。
U.S.S.エンタープライズの船長として、5年間の深宇宙探査を敢行。以後、幾たびもの地球と宇宙の危機に立ち向かう。
惑星連邦のなかで知らない人がいない、「伝説の男」である。
2293年、キトマー会議の一件を最後に、老朽化し艦隊の現用艦登録をはずれるエンタープライズAの退役を期に自身も航宙艦の艦長(船長)職をしりぞく。
退役したエンタープライズAから、その艦名と船籍番号を引き継いだ最新鋭の新型エンタープライズ、NCC-1701-B(通称エンタープライズB)の就航式・処女航海に招待され同乗するが間もなく艦がネクサスに遭遇。
ネクサスによる危機から同艦を救った際に爆発に巻き込まれて行方不明に。
その時点で死亡したものと判断され公式に記録された。

デイヴィッド・A・グッドマン
David A. Goodman
メモリー・アルファの歴史家でもある。著作に『自叙伝 ジャン=リュック・ピカード』『自叙伝 ミスター・スポック』(未邦訳)がある。

作家・脚本家・プロデューサー。一九八八年、『ゴールデン・ガールズ』の脚本家としてキャリアをスタート。これまでに『スター・トレック エンタープライズ』『アメリカン・ダッド』『フューチュラマ』など、二〇作あまりのテレビシリーズを手がけてきた。『フューチュラマ』では、『スター・トレック』へのオマージュとなるエピソード「Where No Fan Has Gone Before」の脚本を執筆。 代表作『ファミリー・ガイ』では、エグゼクティブ・プロデューサー兼ヘッドライターを担当し、一〇〇本以上のエピソードを手がけている。 『スター・トレック』のパロディ版ともいえる『宇宙探査艦オーヴィル』ではエグゼクティヴ・プロデューサーを努めている。カリフォルニア州パシフィックパリセーズに家族と住んでいる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

61
ST全体の大筋を掴む事前学習には最適。STの魅力は決め台詞の"Final frontier"である点と、登場人物の泥臭さ。特に、Capt. Kirkは我が強く、我が道を行く半面、時にとんでもない判断ミスも伴う。だから身近に感じるのかなと再認識。但し、記載の息子Davidの認知については、そこまで”悪人”ではなかったという不確かな記憶。一方、”クルーが老化”するエピソードに触れて欲しかったなぁ。復活したKirkが颯爽と登場し、チームが1つになる件。蛇足ですが、”著者”によるあとがきなどの構成が微笑ましい。2020/05/14

Atsushi Kobayashi

22
トレックファンは必須。絶大に復習できます。今までの話がスムーズにつながって、かつ、もう一度TOSをみたくなります。 ジェインウェイン船長版もあるそうで、期待できます。2019/12/29

宇宙猫

20
★★★★ TNGから入ったためカークは本書のような身勝手で傲慢な人物という印象だけど、TOSの頃はもっと明るいヒーローだったと思ので、これはネガティブすぎるんじゃないかな。ドラマと映画の時代がずれて、更に現代の基準に合わせるとこうなるのは分かるけど、もう少しジーン・ロッデンベリーの”明るい未来”を尊重して欲しかったかな。でも、面白かった。2020/11/10

magurit

16
読み終えるのに3年を要したが、面白かった。2022/04/03

chiyo

6
★3.5 「スタートレックTOS」の主人公、ジェームズ・T・カーク船長の手記という体の企画本。「スタートレック」にはTNGから入ったため、TOSはTVシリーズの数話とリブート版を含む映画を観た程度。が、やっぱりこの世界観が大好きなので、様々な出会いや冒険に胸が躍るばかり。ただ、もう少しクルーたちとの友情を見たかったな、とは思う。あと、思った以上にカークが強引でビックリ!特に、ウィラードに対する仕打ちがあまりに酷い。ちなみに、リブート版の映画はケルヴィン時間軸となるため、本書のカークとは生い立ち等が異なる。2020/06/10

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