ガガガ文庫<br> きゃくほんかのセリフ! 2

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ガガガ文庫
きゃくほんかのセリフ! 2

  • ISBN:9784094518221

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内容説明

今度の現場は実写ドラマ!?

劇場版「メル探」の仕事を終えたものの、まさかのノーギャラで再び貧乏に戻ってしまった雲太。
バイトをしようかと思っていた雲太の元に舞い込んできたのは、やったこともない実写ドラマの仕事だった!? 

ロケ地の天候、出演者のスキャンダル、打ち切りの恐怖など、アニメとは異なる現場に戸惑う雲太。
さらには「視聴率の魔女」の異名を持つ大物脚本家が雲太の前に立ちはだかる。

様々な問題に翻弄されながらも雲太は左江との約束を果たすため連日徹夜で執筆する――。
脚本家ってやっぱり大変。リアルなお仕事ラノベ第二弾!

※「ガ報」付き!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

49
前回が劇場版アニメを担当した話だったのに対し、今回は実写ドラマの仕事をする話。アニメ製作と違って、実写は天候や偶然性に左右されやすく、展開としても人間同士のぶつかり合いが多くなった気がした。ちょっとした書きようの違いで、制作費が跳ね上がりかねなかったり、いろいろと興味深い。現場に投げっぱなしの脚本を主人公が修正したら、演出や撮影方法、見せ方まで変化していくのが楽しい。あと出演者のスキャンダルって怖いよね。それで大変な事態になった映画やドラマの話題も目にするし。作中ドラマの「美化委員は女スパイ」も面白そう。2019/12/20

真白優樹

13
劇場版の仕事を終えるもノーギャラ、再び一文無しに戻る中、突然実写ドラマの仕事が舞い込む今巻。―――ただ組み立てる、それでは何も終わらない。 スタジオで完結するアニメとは違い、屋外という様々な要因を絡ませてくる要素も絡むドラマ脚本の仕事のアレコレが描かれる今巻。前巻にも増して面倒な人間マシマシ、ぶつかり合いも山盛りの更にお仕事が辛くなる巻であり、そんな中でも雲太が倒れそうになりなって板挟みになりながらも為した仕事が確かな傷跡を残す、また違った仕事の熱さがある巻である。次の仕事とは。 次巻も須らく期待である。2019/12/19

HANA

12
今回はドラマ。実写には実写の大変さがあるということで。今回も結構面白かった。脚本からスタートしてどう見せるかが展開していくのもなかなか。次巻も期待。2020/03/08

ツバサ

10
ドラマの脚本についての話でした。1巻同様に興味深い脚本についてを読めました。ドラマも様々な制約があり、そこをどうにかするというのがミソなんですね。佐江ちゃんの自立心も立派だなと思いました。2019/12/26

尚侍

8
ものすごく面白かった。前回はアニメの脚本でしたが、今回はドラマの脚本の話で、同じ脚本とはいっても舞台設定が全然違うという所が非常に新鮮で、脚本という仕事の奥深さが感じられる内容でした。ラノベということでかなり脚色してあるとはいえ、ある程度は現実味がないと物語として成立しないので、そのあたりのさじ加減が絶妙で読んでいて非常に楽しかったです。ただ、最後の引きがやや強引で、この内容で次を書くのはかなり大変だと思うので、そのあたりがどう調整されるかが気になるところです。2020/01/07

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