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内容説明
東京下谷にある小さな寺の境内には、コメディアンたこ八郎をはじめ、恋多き詩人諏訪優、反骨の歌人坪野哲久、幻想文学の巨星と謳われた中井英夫ら、交遊を結び酒を酌み交わした人々が眠っている。彼らとの出会いと自らの半生をふりかえりつつ、死者への哀悼をこめて、弔いの作法とそのこころの大切さを説く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
浅香山三郎
6
ちよつと前に、NHKの「ラジオ深夜便」(だつたと思ふ)に著者が、本書の内容とよく似たお話をされていて、そのあと偶然に本書を古本で入手した。本書では歌人としてよりも僧侶として、様々な死に臨んでの回顧、死にゆく人への向き合ひ方、残された方の心構へなどを説く。それらを通じ、人の死に際しての、本来的な僧侶の役割とはかくあるべしといふ境地を語る。豪放磊落(?)な酒呑み、あるいは絶叫する歌人としての著者の周囲には、死に際してもカッコイイ人たちが数多居て、その気持ちを汲むべく僧侶として接する真摯さが素晴らしい。2016/06/20
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