内容説明
現代のビール造りを身につけるべく新たなサンプルを作るミサクミラであったが、上手く行かずに悩んでいた。一方、千沙都は千沙都で進路に迷いを抱いていた。
そんな二人に気づいた義文はお花見に行こうと二人を誘う。
その花見でミサクミラは初めて、日本のビール以外の酒を口にし感銘する。そして、異世界に持ち帰るのはビールでなくても良いのではと考え始める。
しかし、それは異世界のタブーに触れる事となり、予期もしない災難が降りかかろうとしていた――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
7
ミサクミラが試作で悩み千沙都が進路に悩む中、三人で行ったお花見が引き金となり思わぬ事態が起きる今巻。―――見失うな、己の胸に宿った始まりの気持ち。ビール以外の酒を味わい己のやる事を悩むミサクミラ、自らの進路と母との追憶に揺れる千沙都。前巻にも増しビールに詳しくなれる知識が炸裂する中で二人の女性の掘り下げと葛藤が描かれる巻であり、思い悩みビールに励まされ己の道をもう一度見つける。そんな温かくて優しい巻である。見つけた自分の夢、続く夢への道。彼女達の夢の道、いつかゴールへ皆で。 次巻も須らく期待である。2020/01/10
りのん
4
ビールが人と人をつなぎ、みんなを笑顔にする物語第2巻!1巻に引き続き、ビールの話もさることながら千沙都やミサクミラの話がしっかりと描かれていて今回も面白かったです。中学生の頃から将来の夢、やりたいことをしっかりと見据えて前に進むことができる千紗都はすごいなぁ。お客さんの笑顔が絶えないビアバーを義文と一緒に切り盛りしている千紗都の姿が目に浮かぶようでした。開店したら是非一度でいいので私も通ってみたいものです。次巻も楽しみにしています。2020/01/09
尚侍
3
面白かったんですが、ちょっと結論まで引っ張りすぎたんじゃないかなという印象でした。ビールに対する蘊蓄という意味では悪くない展開だったように思いますが、ラノベとして読むと引っ張り気味というか、そこまでビールに詳しい人間がなぜビールの道に進まないのかというあたりが胸に落ちてこなかったので、読んでいて歯がゆさを感じました。最終的には落ち着くところに落ち着きましたが、やはりヒロインが女子中学生というのは色々と難しい気がします。2020/06/23
bluets8
3
2巻はミサクミラが日本のビールの製法を持ち帰る夢を実現させるための方法を模索し、「いい子」を卒業した千沙都が自分の将来の夢を探す『夢』を語る物語。ダブルヒロインが三十路人妻と中学生、メインの題材がビールと、どう見ても色物系なのに、ティーンエイジャーが自分の夢を見つけるという清く正しいライトノベルで、実際いい話なのがなんか悔しい。本題のビールも質と量のどちらも十分で満足。ビールを楽しみながら女の子の成長を見守るというなかなか乙なお話で、今回も面白かった。2020/01/13
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