内容説明
黒亀里菜 ＶＳ 火乃森龍牙……！？
最後の【四凶】キュウキを討ち果たし、ついに名実ともに「歴代最高の主人公」になった火乃森龍牙。
俺こと小林一郎が友人キャラを務めるこの異能バトルストーリーも、いよいよグランドフィナーレか……
なんて感慨深く思っていたのだが、そうは問屋がおろさなかった。
キュウキの器・天涼院阿義斗が、謎の軍勢を率いて異界へと攻め込んできたのだ！
【ソロモンの後継者】などというよく分からない設定をひっさげて。
なにより問題なのは、四神ヒロインズのひとり、黒亀さんがなぜか敵将のひとりとなっていることだ。
元気で陽気な拳法少女は、裏切りなんて言葉からは一番遠そうなのだが……。
なんだかなし崩し的に新章がはじまっちまったが、俺の役割りは変わらねぇ。
主人公・龍牙を友人として支えるだけだ！
――最強助演ラブコメ、新展開の第８弾！
※「ガ報」付き！
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サケ太
25
次なる敵は悪魔。友人キャラとしてのストーリーを作り上げる為に奮闘するが、予想外の出来事ばかり襲いかかる。最早どうにも出来ないのか。明かされた衝撃の事実。友人キャラには戻れない(そもそも彼の理想とする友人キャラには成れていない気がする)。2019/11/28
しぇん
23
二部開幕？作中でもメタネタで扱われてますが、二部の敵が今のところ弱すぎて難しそう。と、思ったら、ここにきて主人公の家族ネタで続くとは。ここから先どう続くのか？あるいは終わるのか2019/12/21
不自他
16
第2シーズン開始。なのに味方陣営が強過ぎてオーバーキル状態。更にある意味心強い味方(?)をゲット。一郎が友人キャラやってる所を久々に見た気がする。黒亀さんはこんなことだろうと思った。最後の展開は予想より早く来た。残る問題はシズマの実母･麗斐堕くらい。 2019/11/30
真白優樹
13
キュウキを討ち果たし龍牙が最高の主人公となる中、阿義斗がソロモンの魔神を引き連れ宣戦布告し、黒亀さんと龍牙の戦いが始まる今巻。―――世界はまだまだ止まらない、例え区切りを迎えても。 ここが終点？ そんな事は言わせない。そう言わんばかりにソロモンの魔神達との戦いが始まる、新章が開幕すると共に一郎が望まぬ強化をされてしまう、もう後戻り出来ぬのにそれを自覚せず更に困らせられきりきり舞いする、いつもの様子に安心すると共に自然と笑える巻である。阿義斗が不穏な動きをする中明かされた秘密の行方は。 次巻も楽しみである。2019/11/19
ぶなぶな
12
グランドフィナーレを迎えようとしていた所に、阿義斗が「ソロモンの後継者」を名乗り七十二柱を率いて人間界と異界の両方に宣戦布告。その中には黒亀里菜も含まれていて…という第8巻。一郎を器にキュウキは封印を免れ、魔神の三体持ちというバランスブレイカーとなった一郎。前回までラスボスだったキュウキは勿論ネタキャラに仲間入りし、四神&三姫&八傑etc.が強力すぎて新勢力なのに逆に押されており一郎的には苦しい展開。つまり面白いので笑ってる。更に三姫と同居中の小林家に遂に母親が帰ってきて衝撃の幕引き。続き待ってます。2020/02/07
