内容説明
アニエスを追って、ローランスに戻ったコラリーとフェリックス。しかし、ときすでに遅く、アニエスの計画は始まっていた。リゼットと入れ替わった彼女は、ラクール伯爵と結婚していたのだ。そんな今の状況をどうにかしようとコラリーは考えこみ、愛読書の探偵小説にヒントをみつける。彼女はその物語に倣い、差出人がわからないよう工夫した手紙を使って、ラクール伯爵を呼び出すが…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Natsumi
4
図書館
こんこん
2
鏡合わせの二人の物語に幕。やっぱりビターな結末だったけれど、もっと悪い方も想定していたし、変に丸く収まるのもおかしな話、ということで、これはこれがベター(ベストは人それぞれ、ということで)。「ひとのこころ」は難しい、いい悪役でした。……あと、ボナバンのことも忘れないで……2010/05/31
めぐみこ
1
アニエスさん退場の巻。実は嫌いじゃない──どころか大好きです。だからこそ半端に改心する彼女は見たくなかった。賛否あるかもしれないが、私はこの幕引きに満足。
天鈴
1
12巻です。前巻から引き続いてアニエスの話し。怒涛の展開の中、リゼットとマイエのラブはどこに行ったのかという展開です。もう少しラブ分上げてもいいのに。シリアスなので、幸せ成分よりも悪意の方に目が行ってしまってそういう意味ではちょっと残念。別の回にでも二人のいちゃいちゃぶりを書いて欲しいなぁ。といった感じです。性格的に難しそうですが。そして、フェリックスの影薄い……戦うシーンではさすがといった感じだったんですが、気配が薄いですね。思い出したことを引きずっているのかな。2009/08/24
deltazulu
1
ようやくアニエス編(っていうのか?)終了。アニエスの策にことごとくハマる展開は、ドキドキでしたが、やっぱりコラリー菌は違うね!最後まで諦めなかったリゼットに幸せあれ。2009/03/31