やんごとなき一族（５）

著者名：こやまゆかり【著】

講談社（2019/11発売）

• ISBN：9784065173428

内容説明

再び深山家に戻った佐都は一族に無視されるが、女主人を目指して心機一転、健太と共に再スタートする。佐都の活躍で大きな商談をまとめるが、その過程で義妹・有沙のお見合いをうかつに約束してしまう。現れた最低男に有沙はもとより一同不快感を示すが、義父・圭一が気に入り縁談は一気に進んでしまう。責任を感じた佐都は何とが阻止しようとするが、事態は思わぬ方向に進んで…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[綾乃]

佐都立ちを出し抜きたいがために、有紗の婚約を進めるパーティーを企画した美穂子は、自分の野望を叶えるためには義妹を売り、佐都の母親を馴れない茶会で恥をかかせようとする、手段を選ばない女だったとは。 人を貶めようとすれば自分にも返ってくる、美穂子母娘が先妻を追い出した後妻と連れ子だった事が判明。ちょっとスカッとした。 今回は佐都の母親のお客をもてなす心意気が素晴らしく、有沙の決意に心が痛い、何とか縁談破談にならないものか……

2022/04/26

[夏月]

美保子さんなりの訳があり、今の姿があるんだなぁ。ただ、やはり何事かをする上で心が大切だよね

2020/07/30

[しなぷす]

あの話を知ったら、なおさら美保子さんには同情できないわ～。健太のお兄さんは何か決心したのかな？しっかりしてもらわないと！今回は、佐都のお母さんが素晴らしかった。大事なのは心だってよーく分かった。

2019/11/29

[たーたん＠まんが用]

美保子ざまあ（笑）。正直、同情できる過去があっても、美保子は無理だわ。人のこと苛めすぎ。深山の親父も佐都をいじめるよりも美保子をいじめた方がいいわ。美保子も元庶民って分かったら手を切るべきやろ。こんなの嫁にして家の中に入れてる方がよっぽど風評被害ありそうだわ。佐都はそんなことを言わないだろうけど、これからは苛められるたびに、「そうやって、和菓子屋の女将を追い出したの？人を貶めるの手慣れすぎてて怖いわ～」って言うべき。それと、佐都のお母さんがお茶会でかっこよくてよかった。

2021/10/30