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内容説明
曇り空から降り注ぐ冷たい雨――。 文化祭での桃真の衝撃の「告白」から広がった噂に混乱し悩む太一。その影響は周囲にも広がり、傷を残していく。一方、桃真は兄・誠也から真っ直ぐな本音を聞かされる。それぞれが秘めていた想いがぶつかり、関係が動き出す――!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
薫子
13
再読。ただ好きな人に笑っていて欲しくて、隣にいたくて。それなのに、その気持ちを大切にすることすら罪悪感を持たなくちゃいけないって、世界はなんて窮屈なんだろう。2022/01/15
かいり
12
私BL読みだけど、現実に周りにいたら私はどうなんだろう。やっぱりBLはファンタジーと思って読んでるんだと思う。きっと高校生だったら、重くて受け入れられない。周りのウワサも広がりすぎてるの辛い。どんな最後を迎えるのか。2022/01/11
KUMAPON
10
読み進めるのにものすごくエネルギーが要る巻だった。それにしてもこの作者さん絵が上手すぎないか…? 特にラスト1話、初めから終わりまでトーマ目線の回想のみというのがすごい。とうとう次が最終巻。みんなが幸せになれるかどうかはわからないけれど、少なくとも今より少し強くなって前に進めるのではないか…そんな仄かな希望を感じている。2021/05/01
しなぷす
8
読後、自宅で叫びそうになった。本当にみんなに読んでほしい。刺さる…刺さりまくる。わたし、トーマの怒ったシーン見て安心したんだよな…最近の微笑み見るの苦しくて苦しくて。トーマ…ずっと苦しかったんだろうね。ケンスケの部屋での、女子VS男子の会話、すごく良かったな。女子側の意見に、うんうんて思いながらもちょっとキツさを感じたときに、仁井村の発言。てか、祥子と付き合ってるのちょっとワクワクした(笑)仁井村かっけーな。真澄ちゃんも泣いてて安心した。泣くとちょっとはスッキリできると思う。最後のトーマ目線で死にました。2020/02/09
こっこ
8
人の感情の善悪なんて、測れるものじゃないし そもそも当事者じゃない側がああだこうだ言ってたって 関係ないじゃんで一蹴されるもんだ。マミの友人たち 見ていると、トーマを理解してあげている風だけど なんかムカつくのはそういう部分だろうな。 津吾は…ちょっと気になるなあ。2020/02/04