少年チャンピオン・コミックス やけっぱちのマリア 2（少年チャンピオン・コミックス）

著者名：手塚治虫【著】

手塚プロダクション（2019/10発売）

• ISBN：9784253030212

内容説明

タテヨコの会のボス・雪杉みどりに目を付けられたマリアは、遠い網走刑務所に小包にして送られてしまう。マリアの行き先を知ったやけっぱちは、マリアを救おうと刑務所に向かった。マリアは刑務所内で最も兇暴な死刑囚1313号に渡され、結婚を迫られていた…！　「やけっぱちのマリア」完結編と、読み切り短編「オクチンの大いなる怪盗」を併録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[sin]

正しく性教育をテーマにした作品でした(本文でもその部分は急に真面目な解説調になる)。女王雪杉みどりを頂点とするタテヨコの会によってマリアは網走の刑務所に送られてしまい死刑囚に下げ渡される。マリアを追って網走にたどり着いたヤケッパチと脱獄した死刑囚のマリアへの真心、ナンバーワンの横恋慕による企みにより違法なダッチワイフとして警察に押収されるマリア、ゴミを詰められたマリアの真心と諦念…マリアの修理を放棄した親父による唐突に訪れた別れが胸を打つ！

2023/03/26

[小谷野敦]

手塚1970年の作。高校生焼野弥八が妊娠して生まれたのがエクトプラズム状のマリアで、ヒゲオヤジの父親が持ち出したダッチワイフに入り込むという奇想天外な筋に、性教育を織り込んだ正統的な佳作。

2023/09/12

[かお]

ダッチワイフの説明を子供に求められたらどうするんだろう…性教育と愛についての漫画だと思いました。

2015/09/10