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内容説明
学園きっての問題児・やけっぱちが突然、「俺は妊娠した!」と言い出した。やけっぱちの鼻から飛び出したなにやらふわふわとしたエクトプラズムが、彼の「むすめ」だというのだ。美少女の姿をしたダッチワイフにエクトプラズムは乗り移った! マリアと名付けられた少女は、やけっぱちそっくりのお転婆だが、ものすごく美人。やけっぱちの学校に転校したとたん、学内のアイドルになる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜間飛行
151
中1のヤケッパチの軀から出たエクトプラズムが、お父さんのダッチワイフに入り込む。性教育マンガの主役をダッチワイフにしたのが面白い。マリアとヤケッパチの学園生活はコメディタッチだが、手塚特有の哀調も帯びている。ダッチワイフをこんなに強く、可愛く、人間らしく描くのは凄い。ただし男の子としては同じチャンピオン連載の「あばしり一家」の過激さに惹かれてしまう。担任の先生はいい人だが、マリアに女らしさを強いる所は当時の大人目線だ。菊の助やキューティーハニーが好きな私は、マリアが余りにも哀しくて、堪らない気持になった。2024/03/18
sin
45
性教育漫画なのだろうが…ヤケッパチは暴れん坊の一匹狼だ!その彼が妊娠したと言って学校中を騒がすが、いつものケンカ相手にやられたときにエクトプラズムを放出する。それはヤケッパチをパパと呼びカラダを欲しがり、そしてひとり親身にしてくれる教師と、てやんでぇな親父の成り行きでダッチワイフが憑依先として与えられる。エクトプラズムの乗り移った人形は学校に騒動を巻き起こし、ヤケッパチに敵愾心を抱くタテヨコの会のナンバーワンの標的とされてしまうが、教師による男女交際クラブに入部させられたヤケッパチとマリアの道は厳しい。2023/03/26
小鈴
17
こちらもはみだしっ子と同じ美大生から。じつは手塚治虫のマンガもかなり借りて読みこんでます。最初は鉄腕アトム、0マン、ワンダースリーとか幼児向けのものだったと思うんだけど。1番記憶に残っている手塚治虫のマンガはこれ(笑)。ダッチワイフの彼女。黄昏流星群で同じネタがありましたが、すぐやけっぱちのマリアのパクリ(オマージュ?)って分かる私(笑)。今思うと性教育的な意味合いで貸してくれたのかも。ちなみに、親は手塚治虫はハレンチなマンガを描くイメージが無かったようでノーチェックでした。表紙はかわいいもんねこれ(笑)2020/03/11
かお
0
手塚治虫の性教育漫画。一途なマリアがかわいい。2015/09/10