内容説明
合理的なつもりが非合理的!?
みんなの心の闇を読み解け!
哲学・論理学の問題を使って徹底的にロジカルセンスを鍛える最強のテキスト第三弾! 改訂版
【問題】
次の2つのくじA,B の一方に1度だけ参加することになった。
くじA:100枚のくじを引いて、どれを引いても50万円が当たる。
くじB:100枚のくじを引いて、うち10枚が250万円、1枚が0 円、残り89 枚が50 万円の当たりくじになっている。
あなたはどちらを選ぶだろうか。いやその前に――、一般に大多数の人は、くじA、Bのどちらを好む傾向があるか、当ててください
(【アレのパラドクス】より)。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
barcarola
2
パラドクスやジレンマについて、それそのものについてだけではなく、タイトルにあるように「人はどういう考え方をするのか」が解説されている。なるほどと思えたり納得できなかったり。2020/07/24
カタクチイワシ
2
いかに自分が論理的でない人間か、というのがよくわかる。一応各門事考えてはみるのだが、ほとんど正解できなかった。自分がふだん印象や感覚で決めていることはもしかしたら凄く損をしている、あるいは凄く危険なことでもあるということを思う。後半は「言葉のワナ」も強く感じた。日常言語には省略されている部分が多く、そのために発生するパラドクスが多いらしい。どんなことにでも、一歩踏みとどまって論理的に考える癖をつけたいと思う。2019/07/16
トナク
1
シリーズ三冊の中では一番とっつきやすいです。2022/06/22
こうすけ
1
論理的の反対で、本能的に考えをきめることが、ヒューリティスク。例えば、rが頭文字にくる英単語と3文字目にくる英単語どちらが多いか質問すると多数が前者を選ぶ。答えはどちらかは不明だが、つまりは人間は自分が知っていることを優先しやすいということ。2019/06/09
kinkswho
0
子供の頃、多湖輝先生の「頭の体操」シリーズをよく読んでいたのを思い出して懐かしく感じたので購入する。 すでに「論理パラドクス」シリーズは何冊か出ているが、この「心のワナ編」は数学・言葉を使ったパズルよりも 人間の心理をついた問題が多い。個人的にはQ08「心の会計簿」は秀逸だった。 私も投稿者同様に商品券を使われるとモヤモヤすると思うので、ネット上の世論と自分の考えにズレがあって 自分の価値観を捉え直す良い機会になった。2019/12/04