トイレは世界を救う - ミスター・トイレが語る 貧困と世界ウンコ情勢

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トイレは世界を救う - ミスター・トイレが語る 貧困と世界ウンコ情勢

  • 著者名:ジャック・シム/近藤奈香
  • 価格 ¥850(本体¥773)
  • PHP研究所(2019/10発売)
  • お盆休みの読書に!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~8/17)
  • ポイント 175pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569843926

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内容説明

「ミスター・トイレ」と呼ばれる著者。シンガポール在住の社会起業家であり、WTO(世界トイレ機関)の創設者だ。著者のミッションは、「トイレをステータスシンボルにすること」。トイレは最も安く効果的な薬と言われる一方で、インドでは携帯電話の数がトイレよりも多い。著者は「笑い」でこうした世界を変えようと呼びかける。「ユーモアはタブーという扉を開ける鍵なんだ」と。本書では著者のユニークな社会変革を追い、世界各国の「ウンコ情勢」や「世界トイレの日」制定までのドラマを紹介する。トイレに興味があってもなくても、読むと元気が湧いてくる1冊。 【目次】●はじめに トイレに着地するまで ●第1章 くさいものにフタをせず、笑いに変える/ユーモアが、社会課題の橋渡しになる/ミスター・トイレの師匠、ミスター・コンドーム/ムーブメントがインドの首相を動かした? ●第2章 ストーリーを使ってトイレを広める――クソみたいな感情を肥料に美しい花を咲かせる方法/成人式のお金を、どうトイレに回してもらうか?/人の感情に着目して、トイレを増やしていった ●第3章 世界ウンコ情勢/国が変わればトイレも「大」いに違う/噂好きの女性を活用したトイレ「大」作戦 ●第4章 社会の糞詰まりを治す――40歳から社会起業家に/毎日「人生の残り時間」をカウントダウンすることの意味/トイレのアイデアを受け入れてもらうまでのいばらの道 ●第5章 国連で「世界トイレの日」が制定されるまで/「世界トイレ機関」乗っ取り事件/人々をつなぐ旗印は「ストーリー」 ●第6章 水に流してはいけない話――社会課題をどう解決するか/社会起業家はじめの一歩/課題を解決する過程をゲーム化せよ ●第7章 クリーンな社会に向けて―フェミニン・ソサイエティのすすめ/ダボス会議で感じた偽善/シリコンバレー、「クソくらえ」 ●おわりに 1年後に人生が終わるとしたら、何をしていたいか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いっせい

60
「世界の54%、約42億人が安全で整備されたトイレ・公衆衛生環境に置かれていない」「飲料水、トイレ、公衆衛生の問題が解決すれば、世界の10%の病気を減らす事ができる」etc.世界のトイレ事情は、世界平和を考える上では、一番身近でありながら、避けて通っていた問題とも言えるのではないか?「世界トイレ機構」を設立し、「世界トイレの日」制定に至るまでの、著者の社会起業家としての歩み。そこにあるのは、謙虚、人を巻き込むユーモア、社会情勢についての冷静な分析力。特に、「億万長者は私腹を肥やすのでなく、世の中にお金を→2021/05/01

けんとまん1007

58
衛生面を改善することの意義の大きさを認識。それだで、疾病を防ぐことができる。あとは、そこから波及する効果の広がりが大きい。しかも、実務的な面だけでなく、文化面・精神面での効果も考えると、その重要性がわかる。また、この本は、広い意味での事業の取組方についても参考になる。特に、社会的な側面が重要視されている今の時代だからこそ、利益の考え方から見直す価値観だ。金銭的ではなく、人に与える影響の大きさ・広さ。2021/04/15

ユウユウ

33
flierにて要約読了。とても興味深く実際の本も読んでみたい!とさっそく探しました。ネガティブなイメージを如何にポジティブなイメージに変えられるか。そのために必要なのはユーモア。自分の仕事にもある意味共通するかもしれない。 2020年1月に原本も読んでみました。 後半は結構、思想的なところもあるけれど、示唆的です。2019/12/23

Tomomi Yazaki

18
冒頭のトイレットデータはトイレを様々な角度から分析していて、とても興味を持てた。世界のトイレ事情や衛生面から見たその重要性も良く理解できたけど、なんだかきれいすぎる内容。汚いのが好きな私としては不満ながらも読み進めると、トイレ問題の本質に関係のない話の展開となってきた。著者が如何にしてWTOを立ち上げたかのプロセスや、成功するための手法、考え方が長々と綴られている。あたかも自己啓発の教本のような内容に、途中から飽きてしまった。やはりトイレの話は椎名さんのようなバッチイに限る。ねえ、椎名さん。2019/12/22

joyjoy

12
図書館のSDGsコーナーにて。トイレ問題も興味深く読んだが、後半の、社会起業家としての課題への取り組み方の話も面白かった。著者が大きな影響を受けた二人の祖母の言葉もよかった。「巻き込み力」をつけるとか、課題を解決する過程をゲーム化するとか、自分たちが社会に働きかける活動をしていくときに、心に留めておきたい言葉もいくつかあった。 ストーリーの持つ力。ストーリーを使って課題を広く知らしめる。こちらのストーリーテリングについても、もっと知りたくなった。2023/05/18

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