内容説明
現代の混乱と危機は、深く人間精神の不安と苦悩につながっている。占領期を脱し、講和、独立へと向かうなか、戦争放棄と平和国家の理念は、早くも危殆に瀕しつつあった。われわれの掲げた憲法の理想とは何であったのか。揺るぎないヒューマニズムに裏打ちされた、政治哲学者の省察。理念というものの厳しさ、力強さを伝える論集である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
sk
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南原は本書で戦後日本の平和主義や立憲主義を讃えている。特に敗戦の経験から平和主義の称揚は目立っていて、人類普遍の原理に高められたりする。そして、世界平和の維持のために、保守反動の台頭や朝鮮戦争、第三次世界大戦の可能性に大きな危惧を抱いていた。一方で、国際連合に強い希望を抱いていた。また、新憲法の制定を「人間革命」「精神革命」として、キリスト教の信仰へと結びつけていく辺りに政治学者としての特色があるのではないだろうか。2015/10/26
えむ
0
政治学者の南原繁による講演録。時事的な事柄に関して、かなり主張が強く出ていると思ったが、時代の空気を感じることができた。2016/11/11
check mate
0
戦後直後期の講演集。普遍性と民族性の調和的発展、神、平和、教育。2015/04/22
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