内容説明
武田信玄、上杉謙信など有力武将の相次ぐ死去により、信長の天下統一を妨げる武将はいなくなる。しかし、正親町(おおぎまち)天皇は、官位官職は与えても決して征夷大将軍は与えなかった。師・沢彦宗恩は(たくげん・そうおん)、信長と朝廷との間の底なしの溝に絶望する。そんな折、信長は甲州征伐を断行、あろうことか残党を匿った武田の軍師・快川紹喜(かいせん・じょうき)を寺もろとも焼き殺してしまう。天を仰ぐ沢彦、そしてこれこそが信長の運命を急変させる一大事だった……。 壮大な構想の下、空前の発想で戦国最大の謎に挑んだ超巨編、全4巻一挙電子化ここに堂々完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蕭白
6
悪くなかったです。今までに読んだことのなかった視点で描かれていて、興味深い内容でした。2023/11/28
woo
0
躍動感は無いんだけどジックリ読ませる。したがって歴史和物にも関わらず読むのに時間が掛かるのでコスパ良し🤣戦国期はあちこちで妙心寺派の僧侶が軍師として重きを成してたのね😅怪僧的イメージが濃い後期の天海や崇伝とは全く異なる思想や死生観が新鮮👍2023/03/15
tako_machida
0
師である沢彦宗恩の目を通じて見た織田信長の生涯。光秀の裏切りが急な感じもしましたが、臨済宗の僧達の暗躍が新鮮でした。2019/08/21
ko-shin
0
臨済宗、黒幕か、、。2019/07/18