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内容説明
様々なシーンでマミを勇気づけてくれた、ポジティブな小澤の言葉たち。しかし、そんな言葉の裏側にあった、小澤の哀しい過去が明らかになる。愛する人の「闇」を知ってしまった時、自分に何ができるのか。誰かに「寄り添う」とは、一体どういうことなのか。「自分」と「他者」の関わりを真摯に描き続けてきた『着たい服がある』の、最終にして最高の完結5巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トラシショウ。
30
「髪の毛の色だけが伊藤君の自分らしさじゃないよ。(中略)けど、髪の毛が黒くても茶色くても伊藤君は伊藤君であって欲しい」。唯一ロリータファッションを着る事を肯定してくれた小澤との繋がりを失いたくないマミ。懸命にその後を追う彼女に小澤の口から奇抜な服装を着続けた理由が語られる。「着たい服」を着る事が「羽」になっていたマミと、「鎧」として着ていた小澤。つまづき、傷付きながらも二人の本当の気持ちがぶつかり合う時、「自分らしさ」と言う呪縛からの気付きが訪れる。諸々の要素にとても納得のいく最終巻(以下コメ欄に余談)。2019/09/26
緋莢
19
完結巻。「健やかなる時…は簡単だけどさ 大事なのは病める時だよね どんなに愛する人でも その人が深く悲しんでる時に寄り添うことって…言葉で言うより ずっと難しいよなって…」、自分が買い付けてきた洋服の、店頭での反応が思わしくない事、「まだ お前はしばらく いいバイヤーになれねぇかもな」アメリカでビリーに言われた言葉に沈む小澤。それを知ったマミは、何とか寄り添おうとします。それは、マミがロリータ服を着ようとした時をはじめ要所要所で、小澤が背中を押してくれ、大切な存在になっているから(続く2019/10/08
akihiko810/アカウント移行中
18
5巻完結まで。ロリータ服が好きなマミは、人前では着れずにいた。そんな彼女が、奇抜な服を着るファッションマニアの小澤らに出会い、一歩を踏み出す。8/10点 自分の殻を打ち破っていく物語であり、夢や自己実現、そして偏見や他者理解といった問題にまで踏み込んで描いている意欲作だと感じた。ラストは、小澤との恋愛問題に落とし込まれてしまい、やや平凡な展開に感じたが(恋愛でなくても「リスペクト」があるのだから、物語としてはいいと思った)、これはこれでいいのだろう。「自分らしい生き方」を問う秀作2021/12/28
Ex libris 毒餃子
9
鷲田清一読みながら読みたいところ。良い終わり方でした。2020/02/24
yk
7
いい漫画だったな~。たくさん勇気をもらいました。僕も服が好きで学生のころからどんなこと思っていたのか思い出していた。僕にとってもファッションは鎧であり、武器であり、羽でもある。でも自分があってこそのファッションであることを忘れないようにしないといけないと思った。本当に素晴らしい漫画でした。2022/02/01
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