着たい服がある(3)

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着たい服がある(3)

  • 著者名:常喜寝太郎【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 講談社(2019/05発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065160213

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内容説明

「自分らしくある事」と「幸せになれる事」は違う―。その言葉が、主人公・マミに刺さる。ロリータファッションに出会い、少しずつ「自分らしさ」を獲得してきたマミだったが、憧れの男性・小澤は仕事にしか興味がなく、マミの「自分らしさ」は彼に響かない。更にマミは、ファッション業界でバイヤーとして働く小澤と比較して、自分の個性は「誰にでも替えがきくツマラナイもの」という劣等感すら持ってしまい…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

トラシショウ。

23
「私には「何も無い」と思ってたけど、五本のバラがある。私は私でいられて幸せだ」。バイト先の同僚であり、ロリータファッションを着る事を肯定してくれた小澤に浅からぬ想いを抱いている事に気付いたマミ。だがそれを告げる事も出来ぬままに介護施設での研修に向かう事に。施設の老人達と接する中で自分と周りの人々との違いを受け入れながら少しずつ成長していくマミは、やがて服飾雑貨の買い付けに海外へと飛ぶ小澤を追って空港へと向かうが・・・。人は誰しもがかけがえのない、替えの効かない物と気付いたマミが眩しい(以下コメ欄に余談)。2019/06/07

緋莢

13
「ロリータ服を着る」というきっかけを作った小澤が就職のため、バイトを辞めることを知ったマミは、自分の気持ちに気づきます。そんな中、介護実習に参加するマミ。「ちょっと そこの若い子―!」、「ありがとう 若い子」自分の名前を呼んでもらえない、故に「誰にでも替えがきく存在」なんだと思ってしまうマミですが、同時にある事に気づきます。このあたりの描写は本当に上手いです(続く2019/10/08

ジロリン

10
つまづき、転びながらもどんどん成長し<開放>されてゆくヒロイン。ストレートな物語進行の中、どんどんステキになってゆく彼女の姿がステキだ。だが、ラストにいかにも今時な落とし穴があり、次巻は今回のようにトントン拍子で良い方向に物語が転がっていかないような予感も…2019/06/01

yk

8
服がなくても自分らしいということが、服があることでできていく。自分で自分に納得するって感じなのかな。これ読んでいると自分が本当に着たい服を着ているかなあって思ってきた。2021/11/25

キャッスルロック

7
主人公が恋心を抱く相手に気持ちを伝えられない状況、すっかり薄汚れてしまっているぼくにさえ、こんな時もあったな~と共感してしまった。そして21話と22話を読んで、なんとも清々しい気分にさせてくれたことで、この作品の世界により深く浸っていたいと思ったわけです。 2019/11/30

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