新潮文庫<br> 泥の銃弾(下)(新潮文庫)

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新潮文庫
泥の銃弾(下)(新潮文庫)

  • 著者名:吉上亮【著】
  • 価格 ¥781(本体¥710)
  • 新潮社(2019/09発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101012421

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内容説明

「都知事狙撃事件の真犯人、その正体は……」新聞社を辞め、フリーの記者となった天宮理宇の告発は、ウェブを介して拡散し、世論が動き始める。だが、それは隠された秘密の一端に過ぎなかった。事件の鍵を握る男、アル・ブラク。シリアからの難民。メディアを牛耳る新聞王。すべての過去が繋がったとき、新国立競技場に再び銃声が鳴り響く。この国の“危機”を描く、怒濤の長篇サスペンス!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろこ

108
上下巻一気読み、の一冊。溢れる難民、いや、難民問題。深く考えたこともない自分にはかなりガツンとくる世界だった。シリア情勢、これは正直きつかったな。参考資料の数が現実を物語っているのかと思うと言葉が出ない。下巻は とにかく 誰の胸のうちも言葉もマシンガンのように心に撃ち込まれてくる感じで、咀嚼し理解するのに時間を要したけれど、面白かった。著者の心に渦巻く思いを感じた。難民受け入れがもたらす未来の社会構築。これは近未来の話か、いや、もう水面下では始まっているんではないか…そんな気持ちにさせられた。2019/07/13

GAKU

39
上下巻通して、今ひとつのれなかった。私には合わなかったようです。2019/08/12

ナミのママ

38
えぇー!そういう事だったの?上巻での内容を基にさらに深みを増すストーリー。これは読み応えありました!近未来、日本がこんなになったら怖いです。難民受け入れ、外国人労働者受け入れがニュースになる現在、絵空事とも思えません。面白かった…というか濃かったです。2019/05/29

hnzwd

24
テロ・難民・SNSと、現代的な問題を上手く絡めたな、という印象。テーマとしては今しかない感じ?結論が想像できる伏線があれば、、個人的にはもう一捻り欲しかったかな。2020/04/26

shi-

16
近未来の設定の話しだったけれども、真実味のある未来を見ているようで…。 今でも外国人労働者の問題もあるし、色々と考えさせられながらも、エンタメ性は十分。 下巻に入り、一気にスピードアップだった。 2019/05/19

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