新潮文庫<br> 泥の銃弾(上)(新潮文庫)

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新潮文庫
泥の銃弾(上)(新潮文庫)

  • 著者名:吉上亮【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 新潮社(2019/09発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101012414

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内容説明

都知事、狙撃――。新国立競技場で起きた事件は日本を震撼させた。誰が。なぜ。狂騒の中、日就新聞社会部の天宮理宇はチームを率いて真実を追うが、捜査は唐突に打ち切られる。「犯人はクルド人難民」その警察発表は国策として難民を受け入れた日本において、瞬く間に浸透した。結論ありきの手法に違和感を覚えた天宮は社を去るが……。この国の未来を予見する圧倒的エンターテインメント!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろこ

105
興味深くひきこまれる一冊。始まりは 都知事の狙撃事件。犯人は「クルド人難民」ということで警察によってその事件は封印された。だがそこに疑問を持ち綻びを見つけたフリージャーナリストの天宮。彼が記者としての矜持を胸に真実を追うストーリー。ハードボイルド系は苦手だけれど難民問題に焦点を充てている点がとても興味深くひきこまれる世界だった。公安の刈谷、協力者として近づく アル.ブラク。彼を取り巻く人物が謎めいている点も興味深い。続けて下巻へ。2019/07/13

ナミのママ

47
難民を受け入れはじめた日本という設定、そして都知事が狙撃されるというところから始まります。主人公は新聞社時代から事件を追い続けているジャーナリストの天宮。犯人と発表され獄中死したクルド人は本当に犯人だったのか?難民や公安が絡み、私の頭では時事問題もこんがらがりながら、事件の真相が知りたくて読んでしまいます。さて下巻へ。2019/05/23

GAKU

38
中盤過ぎくらいから段々と面白くなってきた。下巻で総評を。2019/08/06

hnzwd

27
2020年のオリンピックを控えた日本が舞台。都知事が狙撃され、犯人は難民??となって、弾圧っぽい感じになる流れはリアル。2020/04/26

yoshimi

21
日本がついに難民を受け入れ始めた近未来が舞台。中東情勢、東京五輪、難民問題。取っつきにくいテーマを扱っているのにとてもわかりやすく、それでいてバリバリのエンタメ性もありぐいぐい読ませる。少しずつ人間関係と事件の概要が明らかになり始めた上巻。下巻でどんな風に着地するか楽しみ。2019/04/27

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