内容説明
仏教は人生というクソゲーから降りる方法を教えているという解釈をもとに、理屈っぽいドイツ人禅僧が原始仏教から道元までの仏教を分かりやすく整理する異色の仏教入門書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
wata
4
前半は読みやすかったが、後半は難しかった。自分なりの理解としては、人生というクソゲーから降りるためには、①まず人生がポイント稼ぎゲームであることを自覚すること。ゲームの設定や登場人物などの構造を俯瞰視点で捉えること。②競争ゲームを降りる選択肢があること。全部辞めるのではなく、一時的に降りるのが座禅。③上手くクソゲーに乗ったり降りたりすればいい。結局は「なぜゲームに参加するのか、人生の意味」は分からないから。「why?なぜ?」ではなく「how?どのように?」に重きを置くべき。2025/09/07
TNdler
2
仏教に関心があるので80ページくらいまで読んだ。著者の自分語りパートが多く、それでいて仏教解説パートはちょっと難解で思ってたのとなんか違って読み進められなかった。わかりやすく仏教を解説した本ではなく、ドイツ出身僧侶のエッセイだと思えばよかったのかもしれない。2025/11/28
読書熊
2
人生とは降りられないゲーム2025/11/08
そうすけ
2
仏教知識皆無の状態で読んだため、著者の体験記・解釈をより理解することができず、読む順番を間違えた気がしたことは否めない。正直『悟り』については釈迦以外は誰も分かってないんじゃないかなと。ただ、それに近い解釈をあらゆる流派の祖が提唱し、現代まで至っているのかなと。一番共感?したのは、楽しいとか、苦しいとか。あらゆるものを受け入れて求めない。このゲームをゲームとして認識せずプレイすることが、人生と自分を俯瞰することに繋がり、所謂『降りる』状態に近くなると勝手に解釈してました。合ってないかも。読みが浅い。2025/10/04
masanari
2
初期仏教から浄土真宗、禅宗まで、広く浅く紹介した本。読みやすいが、人生はゲームにすぎないというテーマを堂々巡りしている印象。で、どうすればいいんだ、と痒いところに手が届かないモヤモヤが残る。そのわかりづらさが仏教なんだと言われればそれまでだが。2025/07/25




