このライトノベルがすごい!文庫 魔法少女育成計画episodes【電子版あとがき付】

著者名：遠藤浅蜊【著】/マルイノ【イラスト】

宝島社（2019/08発売）

• ISBN：9784800209344

内容説明

『魔法少女育成計画』『魔法少女育成計画restart』で、過酷な死のゲームを繰り広げた魔法少女たち。そんな彼女たちに魅せられた読者の声に応えて、本シリーズの短編集がついに登場！少女たちのほんわかした日常や、不思議な縁や、やっぱり殺伐とした事件などなど、エピソード山盛りでお届けします！本編とあわせて楽しんでいただきたい一冊ですが、この本からシリーズを読み始めるというのもアリ、かも!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まりも]

可愛らしい魔法少女達が送るほんわかほのぼの短編集。キャラの補完をする短編集をえぐみを残しつつ上手い事利用してますね。本編では語られなかった登場人物たちの姿が分かる事で可愛らしい話を読んだ後でもブルーな気持ちになる外道仕様は流石の一言です。特にアカネの印象はガラッと変わりました。それだけの背景があれば狂うのも無理ないよね。心を癒しつつダメージも与えるという安心安定の鬼畜クオリティでした。夢の世界にあるねむりんの残滓とか色々気になる事は増えたし次巻も期待です。

2015/02/15

[眠る山猫屋]

いやぁ良かった。本編で全く活躍しなかったり瞬殺されたりスルーされたりした魔法少女たちも復権。闘いを放棄したねむりんの理由、チェルナーマウスの正体、アカネや@娘々の消された記憶などなど、ほっこりするようなサイドストーリーから悲痛な過去まで。キャラクターに対する優しさに満ちた一冊でした。

2015/12/23

[異世界西郷さん]

今回は「無印」と「restart」に出てくる魔法少女たちの短編集ということで、合計33名も出てきますがそれだけいると壮観ですね。ただ、その魔法少女たちの大半が、戦いに破れ、或いは卑劣な奸計に嵌められて命を落としていることを思うとなんだか複雑な気持ちになってきます。どのお話も短くて読みやすかったのですが、個人的には初っぱなのねむりんのお話が、本編でも速攻で退場していただけに、彼女もしっかりと話に“参加”していたのだと分かり興味深かったです。あと、P215の挿絵は絵師さんGJと言わざるを得ませんね。

2015/09/19

[ハタ]

血で血を洗う魔法少女達のほんの僅かな閑話休題といった内容の短編集。変身前の彼女（彼）達は実に様々な年代と職業の人々が集まっておりバラエティーに富んでいる。そして大半の少女達が生命をおとしているからこそ、この短編集は内容が生きてくるのではないかと思いました。自分はトップスピードとラ・ピュセルがお気に入りでしたので、二人のエピソードが書かれていて嬉しかったです。

2015/09/07

[まゆにゃ]

無印、restartキャラの短編集。可愛い話が多目で安心…しねーよ、馬鹿！　むしろ今までの各魔法少女の最期の無惨さがいや増す効果になってますよ、何だかなあ、もー。

2015/01/14