オーバーラップ文庫<br> 異世界迷宮の最深部を目指そう 12

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オーバーラップ文庫
異世界迷宮の最深部を目指そう 12

  • ISBN:9784865545241

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内容説明

ディアと陽滝を取り戻し、『風の理を盗むもの』ティティーを故郷へ送るべく、ヴィアイシア国へ向かうカナミたち。
一方、『木の理を盗むもの』アイドは、その王都にて着々とカナミとの決闘に備えていた。
――すべては『統べる王(ロード)』のために。記憶の最果てにある『代償』が何かを知らずに。
……そして童は、その瞳の中に答えを知る。
「――姉様。よかった、今度は間に合いました」
千年より長い一瞬の『いま』『ここ』に、寄り道は終わる。
白桜に満ちた『第四十の試練』の帰り道を、童二人が歩いていく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

29
ディアと陽滝を取り戻して『風の理を盗むもの』ティティーを故郷へ送るべく、ヴィアイシア国へ向かうカナミたち。一方、『木の理を盗むもの』アイドは、その王都にて着々とカナミとの決闘に備える第十二弾。すれ違ってしまった姉である『統べる王』のため、カナミに挑むアイドの悲壮な決意。そんなアイドに真っ向からぶつかって大切なことを思い出させて、自らの大切なものも取り戻したカナミがとてもカッコよかったです…が、相変わらずヒロイン周りにはこれからも苦労しそうな予感しかしなくて、大変だろうけど頑張って欲しいと思いました(苦笑)2019/07/24

サケ太

19
今回も興奮必死。“宰相”にこだわり続けるアイド。その裏で暗躍する使徒。その思惑があまりにもカナミとはかけ離れ過ぎている。現れた陽滝とディア。明かされる使徒の目的。対立は必須か。主人公の目的はブレない。二人の“理を盗むもの”の綺麗な終幕。とても良かった。最後まで追いたいシリーズ。2019/08/03

のれん

12
アイドとティティーの姉弟愛。ただお互いに誇れる存在になりたかっただけなのに、強大な力と立場に振り回されてしまった。悲劇ではあるが同時に自業自得の面もある。故にあのカナミが二人だけの巻き返しに賭ける展開は素晴らしい。 まさしく姉弟編完結と言う感じか。久しぶりにディアも帰ってきて嬉しいのなんの。無意識に暴走するぐらいだったら笑って許すカナミさんマジパネェっす。これぐらいの器がないとハーレムなんて無理ですよね(白目)。 そしていよいよ、次巻はメインヒロイン編。いったいどんな痴話喧嘩が待っているのか楽しみだ。2019/07/26

じお

7
★★★★☆ 木の理を盗むものアイドとの決闘、そしてシスに支配されるディアを取り戻せるのか?風と木の姉弟決着編の第12巻。面白かった、正直話を半ば忘れていたし、男のヤンデレとか興味ないしぐらいのテンションだったがとても楽しめた。こんだけ強くなったカナミ相手にどう決戦を盛り上げるのかと思ったが、アイドを主役視点に据えた展開は盛り上がるし、ラストの帰結と併せて実に良い演出。地味にシスから最初の世界の成り立ちが聞かされるのも興味深かった。次巻どんなめんどくさいヤンデレ感を誰が晒してくれるか楽しみですねw2019/07/30

彼方

7
ディアと陽滝をシスの手から取り戻し、『木の理を盗むもの』アイドを説得すべく舞台はヴィアイシアへ…6章完結。アイドの苦悩…そしてようやく辿り着いた姉妹の道…登場は8巻から、そして大分憂いのないスッキリ度では6巻以来の綺麗な結末にとても感慨深い気分ですね…。今回主に敵役として描かれるカナミの理不尽さも楽しかったりようやくディアの精神も晴れて、しかしそれでもまだまだ不穏の種がまかれているのがこのシリーズ…ノスフィーの決着が遠いしラスティアラ関連も…早く鵜飼先生の美麗イラストを拝みたい…。次巻も楽しみにしてます。2019/07/26

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