GA文庫<br> 処刑少女の生きる道(バージンロード) ―そして、彼女は甦る―

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GA文庫
処刑少女の生きる道(バージンロード) ―そして、彼女は甦る―

  • ISBN:9784815601188

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内容説明

この世界には、異世界の日本から『迷い人』がやってくる。
だが、過去に迷い人の暴走が原因で世界的な大災害が起きたため、彼らは見つけ次第『処刑人』が殺す必要があった。
そんななか、処刑人のメノウは、迷い人の少女アカリと出会う。
躊躇なく冷徹に任務を遂行するメノウ。
しかし、確実に殺したはずのアカリは、なぜか平然と復活してしまう。
途方にくれたメノウは、不死身のアカリを殺しきる方法を探すため、彼女を騙してともに旅立つのだが……
「メノウちゃーん。行こ!」
「……はいはい。わかったわよ」
妙に懐いてくるアカリを前に、メノウの心は少しずつ揺らぎはじめる。

GA文庫大賞、7年ぶりの《大賞》作品!
――これは、彼女が彼女を殺すための物語。

※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

107
プロローグが始まってすぐ、流行りの展開のアレだな。そう思いきや、思いきり意表を突く行動をヒロインが。かくてメインキャラ全員が女性という、あまりないタイプの作品として成立した一作。それぞれのキャラが立っていて、それぞれに闘うのでアクション小説的な楽しみも大きい。ただ残念ながら終盤の魔法バトルは書きようが凝りすぎて想像しにくかった。まあこの巻はキャラたちの顔見世興行的な内容というとこか。まだはっきりしてない謎もあるし、メノウとアカリら女性コンビも今後もっと発展した仲になっていきそう。2019/08/09

オセロ

78
この一冊だけだと評価に困るというのが正直なところでしょうか。 世界に厄災をもたらす可能性を秘めた日本から召喚された迷い人を処刑する少女のメノウと、時を操る能力を保つ迷い人のアカリが紡ぐハイファンタジー。 個性的なキャラクター達が織りなす物語は後半にいくにつれて伏線を回収していく展開は読み応えがありましたが、如何せん戦闘描写が分かりづらかったのが残念でした。 とは言えこの巻で回収されてない伏線があるので次巻も楽しみです。2022/04/10

雪紫

60
電子書籍にて読了。百合界隈で名前を聞くのにも、納得。ただでさえあの疑惑の明かし方でもぞわっとしたのに、それだけで終わる訳がなく読了した後タイトルと副題見ると「げげっ・・・!」と言う感情が。「彼女が彼女を殺す物語」や彼女達が純粋で壊れた愛をメノウに向ける理由よ・・・(世界観といいかなり理由付けが細かい)。みんな何かしら壊れている。そういやあれ、ちょーっとじゃないよね。ベームベーム召喚してるじゃん(絶対相容れない!!)!!?2022/04/30

まりも

54
やがて世界に脅威を齎す事になる異世界からの来訪者"迷い人"を殺す処刑人の少女と死なない"迷い人"の少女の旅を描くファンタジーここに開幕。あ、これ面白いやつだ。まず導入部が面白い。あのインパクトで一気にやられた。いろんな顔を見せてくれるメノウと天然で病んでるアカリと依存型ヤンデレ後輩モモの重めな百合要素も良い。どうしようも出来ない世界の非情さと少女達の背負った運命の過酷さ、剥き出しにされた少女達の叫びの眩しさ。この作品に存在するすべての要素が心に強烈に突き刺さった。大賞受賞も納得だわ。2019/07/15

まっさん

52
★★★☆ 「処刑人」。それは異世界の日本から訪れる「迷い人」を殺す役割を持つ者。彼ら迷い人は決して悪い人間ではない。明確な悪意を持っているわけでもない。ただただ世界的な大災害を引き起こしかねない力・純粋概念を持っているから。そして、「処刑人」が悪人であるから。そんな世界で生きている処刑人・メノウは、迷い人の少女・アカリと出会う。いつも通りに躊躇なく冷徹に任務を遂行するメノウ。しかし、確実に殺したはずのアカリはなぜか平然と復活してしまう。途方に暮れたメノウは、不死身の力を持つアカリを殺すために共に旅を→2019/08/04

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