ハヤカワ・ミステリ文庫<br> ダラスの赤い髪

個数:1
紙書籍版価格
¥1,232
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

ハヤカワ・ミステリ文庫
ダラスの赤い髪

  • 著者名:キャスリーンケント【著】/府川由美恵【訳】
  • 価格 ¥1,232(本体¥1,120)
  • 早川書房(2019/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784151838019

ファイル: /

内容説明

赤髪とタフさが自慢の刑事ベティ。捜査を先回りするように麻薬カルテル関係者が次々殺される。やがて犯人の影は彼女のすぐそばに…。エドガー賞最優秀長篇賞候補作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

75
性的マイノリティのタフな女性刑事を主人公とするハードボイルド。彼女が戦っているのは、社会的な悪だけでなく、男尊女卑の男性社会の圧力、性的マイノリティへの差別、北部対南部のカルチャーの違い。だが、女性が活躍する話なのだけれど、女性にはなんとも読みにくい話だった。2019/09/19

あさうみ

50
女性警察官のハードボイルドって珍しい。だから痛々しい描写に何度顔をしかめたことか…麻薬捜査からいざこざへ巻き込まれていく。ストーリーの進行は正統的と思うが、女性が主人公だと少しまた違う感じがする。ほのかに重い読了感は好みのぶるい。2019/07/21

しましまこ

25
なんて美しい表紙!早川でまさかのyoco先生、キュン死にしそうだ、書店でワナワナ震えたよ。カッケー彼女はダラス市麻薬捜査課の刑事ベティ。180センチの長身、燃えるような赤毛にソバカス、頑固で口が、というよりガラが悪い根っからの刑事。パートナーは優美な放射線科女医ジャッキー。テキサスのマッチョな男性社会での戦いと事件の捜査、面白い~。早く続きを出してくれー!2019/07/24

泰然

18
アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長編賞ノミネート作品。米国ミステリにおいて「戦う」ポーランド系女性とくれば、サラ・パレツキーの作品群が有名だが、本作は最後まで息を付けないサスペンス展開と主人公のキャラ立ちが鮮烈で負けず劣らずだ。米国南部テキサス州・ダラスという「濃厚な風土」に赴任した、主人公のリジック刑事を待ち受ける凄惨な麻薬殺人の謎と、保守的な異文化との対立。背は高く、優れた身体能力、男勝りのスピリットなポーランド系で赤毛のビアン、パートナーは小児科医師。彼女の戦う姿は格好良くて、正に新時代のヒロインだ。2019/10/14

きっち

14
燃えるような赤毛、長身、同性愛者の女性刑事が活躍するシリーズの1作目。キャラは十分立っていて、周りをかこむ仲間たちとのバディ感も良い。ストーリーもそこそこ面白い(ずば抜けて面白いわけではない)。まあ、なんて言うか、「金返せ!」とは思わないが「得したな!」とも思わない。でも、2作目が出たらまた読むだろうな。それだけの魅力が主人公にはある(なんか終始エラソーに書いてますがw)。あとがきによると、TVドラマ化の話もあるらしい。実現したらぜひ見てみたい。2019/10/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13939228
  • ご注意事項