宝島社文庫<br> 異世界居酒屋「のぶ」 四杯目

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宝島社文庫
異世界居酒屋「のぶ」 四杯目

  • ISBN:9784800277954

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内容説明

春が訪れた古都(アイテーリア)。昼のランチ営業では「ヒガワリ」の定食を求める声が上がり、いつにも増して店は繁盛していた。ある日、連合王国(ケルティア)からやってきた遍歴商人から貰った豆が大豆だと分かり、さらにその壺から微(かす)かに醤油のにおいがした。こちらの世界にも醤油があるかもしれないことに、ハンスの胸は高鳴った。そして夏のある日、海を越えてきた男が「のぶ」の戸を敲(たた)く。様々な縁が交錯する異世界グルメファンタジー、第4弾。
※この物語はフィクションです。作中に同一の名称があった場合でも、実在する人物、団体等とは一切関係ありません。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ツン

98
何巻まで読んだかわからなくなっていましたが、ようやく3巻まで読んでいたことがわかり、再開しました。やっぱりおもしろいですね。 ヨダ・コーザの話は驚きました。ロビンソンクルーソーだったか、十五少年漂流記だったか、家族ロビンソンだったか忘れたけど、最後の方でこういう話が出てきたなって思い出しました。2021/10/02

スズ

78
昼のランチ営業と仕出し弁当の販売が始まり、新メニューの日替わり定食も古都の人々に大好評な居酒屋のぶ。そんな中、日本という未知の国の食材「大豆」を入手し、醤油や味噌を使った料理を将来の自分の料理屋で提供出来ないか思い悩むハンスだが、連合王国の遍歴商人が持っていた壺に何故か醤油の匂いが残っていた事を知り…。豚肉の竜田揚げや鯖の唐揚げ等、カラリと揚がった揚げ物を肴にしながら渇いた喉奥に黄金色のビールを流し込む快感がページを突き抜けてきました。異世界での大豆捜索も面白く、ハンスの創作料理も美味しそうで良かったです2018/09/15

Baro

55
四杯目の文庫化はいつになるのでしょうか・・・と書いたのが、去年の5月。その秋には出版されていたのに、読むのは今になってしまった・・・というのも、元々がweb小説だったことを知り、そちらで続きを読んでいたから。漫画も読んだし、アニメも楽しみに見ています。さて、「四杯目」は、ハンスの成長と、依田さんとの出会いが肝。文庫書き下ろしの2編もよいです。2018/09/03

hnzwd

54
中世ヨーロッパ風の異世界にある居酒屋のぶを中心に繰り広げられる人情話シリーズ第四弾。レシピに因んだ短編が繰り返されて、相変わらずの読みやすさ&お腹の空きやすさ。今回も新たな登場人物はいるものの、良い人ばかり。現実世界との繋がりの秘密も少しだけ明かされて。。追いかけていくシリーズ物です。2017/12/12

よっち

48
春が来て日替わり定食を始めた居酒屋「のぶ」。連合王国からやって来た遍歴商人から買った豆が、大豆であることに気づいた大将としのぶがこちらの世界にある醤油の存在に気づく第四弾。家族に関わる展開も多かった今回は、時々クスリとさせる展開も織り交ぜながら修行しているハンスも成長てるんだなあと実感したりで、何より異世界と現世の行き来に関することを意識せざるをえない気になるエピソードがいくつかあって、信之はそういう可能性にも覚悟できてるみたいだけど、通いのしのぶはそうなったらどうするのかやっぱり気になっちゃいました。 2017/12/04

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