光文社文庫<br> 森下雨村 小酒井不木~ミステリー・レガシー~

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光文社文庫
森下雨村 小酒井不木~ミステリー・レガシー~

  • 著者名:ミステリー文学資料館【編】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 光文社(2019/06発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784334778484

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内容説明

1920年創刊の「新青年」は、江戸川乱歩をはじめ数多くの作家を輩出した名雑誌であり、初代編集長の森下雨村は日本の探偵小説の生みの親と称される。その雨村が作家として見出した小酒井不木も専門の医学研究に材をとった、すぐれた評論や小説を著し、現代ミステリーの源流となった。この両者の“遺産”ともいえる傑作長短編を収録した読み応え充分の一冊!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

geshi

29
森下雨村『丹那殺人事件』ダイヤを追っての引き回しで読者を引っ張っていってる。そちらに力が入って事件の真相や動機からの犯人は尻すぼみ感あるのも含めてクラシカルな探偵小説。小酒井不木は医学知識を生かした作品の強みがある。『按摩』モルヒネ注射の表現が迫力を生んでる。『恋愛曲線』医学知識がありうべきものをありうると思わせ語り手の狂気も漂わす。『恋魔怪曲』愛憎劇で盛り上げた割にポンと犯人出したな。随筆で二人とも江戸川乱歩を君付けしてるのがミステリのレガシーそのもの。2020/07/17

Kotaro Nagai

4
本日読了。戦前の探偵小説の先駆者二人の作品を収録。雨村の「丹那殺人事件」は昭和10年週刊朝日に連載された作品。河出から出ている「白骨の処女」「消えたダイヤ」と同じく当時としてはモダンな文章で読みやすい。楽しめる作品でした。不木の「恋魔怪曲」は昭和3年「講談雑誌」に連載された作品で、当時の貴族の遺産相続に関わる殺人事件で、昭和初期の社会事情が興味深い。「闘争」は医学者のバックグラウンドが覗える作品。2019/08/31

氷沼

2
雨村、不木ともにある程度は作品を読んだけれど、これに収録されている雨村の「丹那殺人事件」、不木「恋魔怪曲」は初読。 あの時代が好きならば買いの一冊。2020/01/29

渋谷英男

0
雨村「丹那殺人事件」、不木「按摩虚実の証拠」、「恋愛曲線」、「恋魔怪曲」、「闘争」☆22019/05/30

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