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内容説明
別の体へと運ばれてしまった赤血球たち。ようやく再会を果たした白血球は、「この体は糖尿病だ」と告げる。腎臓の糸球体たちは大量の糖分濾過で疲弊し、膵臓ランゲルハンス島のβ細胞たちにも異変が…。痔、帯状疱疹と、立て続けに病魔に襲われ、ついに体は崩壊の時を迎えようとしていた。過重労働極まる赤血球たちに、明日はあるのか。戦慄に次ぐ戦慄、読むと摂生を心掛けずにはいられない第4巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 零細企業営業
31
宿主は一日中同じ姿勢で、徹夜が当たり前な職場に就いてる??ブラック過ぎる。 話は、糖尿病の恐ろしさが良く表現されている。糖尿病が本当に恐ろしい:(;゙゚'ω゚'):2019/06/30
りなお
27
今回は糖尿病。栄養や糖分の過剰摂取が身体に与える影響が怖いくらい描かれている…腎臓の糸球体への負担、赤血球の糖化…等々身体への影響が怖すぎる。後半は痔瘻。肛門以外の穴とはこれまた…体内をこれだけ可視化されると色々気をつけねばと考えてしまう2021/10/12
陸抗
24
毎回思うけど、この体、どんな仕事をしてるんだろう…。糖尿病になり、痔瘻になり、それでも改善する気配も無く、振り回される細胞達が不憫。2019/06/22
Hammer.w
18
よくこんなにネタが出てくるなぁと感心します。2019/09/29
ムーミン2号
18
移動先の人体は更にBlackで、簡単に言えば糖尿病。糖尿病によって体内の細胞たちに何が起こるのか、がとってもよくわかる。即ち、恐ろしい。毛細血管はつまっていき、インスリンの生産は間に合わない、糸球体では全ての糖を処分しきれないため、赤血球がそれを取り込んで(=ヘモグロビンと糖が結合)糖化を起こす。毛細血管の閉塞により網膜にいる視細胞に酸素が供給されず、失明の危機に。そして遂にはランゲルハンス島のβ細胞たちは集団××でインスリンが生産されなくなる。帯状疱疹とはどういうものか、もよくわかる巻。2019/06/28