角川文庫<br> 薫風ただなか

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紙書籍版価格 ¥748
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角川文庫
薫風ただなか

  • ISBN:9784041081747

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内容説明

江戸時代中期、十五万石を超える富裕な石久藩。上士の息子でありながら、鳥羽新吾は藩校から郷校「薫風館」に転学する。母からは強く反対されたが、毎日仲間たちと切磋琢磨しつつ青春を謳歌していた。かつて通った藩校は家格で全ての順列が決まる息苦しい場所だった。ある日、気の強い母を厭い落合町の妾の家に暮らす父が久しぶりに家に戻ってきた。新吾と二人きりになると「薫風館」を探る間者になれと新吾に命じる。「薫風館」の教授陣の中に、藩主の暗殺に関わる陰謀があるという。それは新吾の仲間たちまでも巻き込む嵐の前触れだった!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はるき

29
 あさのさんの若武者は、いつだって瑞々しい。体の成長に内面が追い付かず、周囲からの期待に応えようと悪戦苦闘する。理不尽に憤り、自分の未熟さに心が揺れる。若竹がしなやかに伸びる様は何度でも見たい。2019/08/13

YH

6
新吾と弘太郎はあさのさんの描く少年の王道タイプだと感じる。物語も危なげなく面白かった。今回目を惹いたのは依子。頑なで密かに黒幕認定してたけど、全く逆で少年達と接するうちに、どんどん柔らかい人になるが、武家の女としての矜持は忘れないという造詣がすごく良かった。2020/09/13

mayukochan

3
江戸時代の武士、農民の少年達が藩の陰謀に巻き込まれていく。大好きなあさのさんの時代小説。瀬島のあたりは切なかった。全てが身分で決まる人生。どうにもならない人生。その中で学問で解決していく道を拓こうとする少年達。昔の若者は本当に強い。今でいう中学生位の男子がお家の為に腹を切る。本当に何て残酷なことなんだろう。2021/05/09

S順子

1
あさのあつこらしい青春もの。主人公と2人の親友、ライバル役的な1人。4人がそれぞれ魅力的でキャラが立っている。ちょっと出来すぎと思いつつ、そこも好きな所。そして、大人たちは身勝手で汚ない。2020/03/02

はちがみっつ

1
元服前の少年三人の、軽くお家騒動に巻き込まれる話を、思春期只中特有の潔癖さや正義感、いじめのトラウマなどを上手く絡め、一筋縄ではいかない青春ものに仕立てた作品。 バッテリーでの内に籠る熱情を思い出す。2019/10/27

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