内容説明
都では、血なまぐさい猟奇殺人事件が立て続けに起きていた。被害者の屋敷の庭にはなぜかいつも青い蓮の花が。外法師・玉穂は、藤原隆家の邸内で青い蓮のつぼみを目撃する。これは偶然なのか、それとも何者かによる謀略なのか? 高原広音とともに事件解明に乗り出した玉穂だが、なぜか呪術がいつものように使えない――。玉穂に最大のピンチ到来か!? 絶好調平安呪術ファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Natsumi
4
図書館
まろん
0
どうもこの上下巻で完結らしい。この作者の主人公がまるで他人事みたいに淡々と現状を分析している書き方のクセが好きだなー。このくらい冷静に考えてみたい。 今回初登場の隆家も、癖があるけど魅力的。2014/06/28
punto
0
追記。2006/01/22
みろ
0
外法師シリーズ初読み。名前難し、身分も。。しかし、続きが気になる!早く読まねば...((((=・o・)ノ ♪2012/06/20
PIPI
0
術を使えなくするという結界を張ることによって、思い通りにしようとは。命を狙われる貴族の恐怖と、怪しげな術(孔雀様)にすがって、傷病を治そうとする、貧しき庶民。貴族の大邸宅が並ぶ左京と、寂れて浮民が住み着いた右京。傾き始めた平安京の闇にいろいろなものがうごめいています。2010/06/08