内容説明
みちのくの古刹・天台寺で開かれるあおぞら説法。友人を亡くした大学生、我が子を残し離婚した母親、金銭トラブルに悩む主婦……。それぞれの悩みに寂聴さんが明快に答えてくれます。境内を埋め尽くした多くの人は同じように不安を抱え、寂聴さんのことばで生きる活力を取り戻します。説法での、ユーモアあふれ慈愛のこもった一問一答を掲載したこころ安らぐ一冊。(『寂聴 あおぞら説法III』改題)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雨巫女。@新潮部
4
《私‐図書館》寂聴さんの話、聴きに行きたい。行けないから、こういう本はありがたい。2012/02/07
rubbersoul
1
「何かを捨てないと、いっぱいになりすぎて、新しいものは入ってこない」「掃除をすることは、建物や庭の汚れを取るだけではなく、自分の心の汚れをも取ること」「何も欲しいと思わない。ところが、欲しいと思わなくなると、向こうから来る。何か欲しいと思ったら、欲しいと思わない努力をしてみる。欲しがると来ない。追いかけたら逃げられる。欲望から離れたフリをするだけで、何か欲しいものが向こうからやって来る」「自分を灯火とせよ。自分自身を灯りにして、自分の持っている灯りで自分の行く道を照らして、自分を頼って歩け」「切に生きる」2015/04/24
スプーン
0
凄く勉強になります。続編希望。2011/11/28