角川文庫<br> 弁当屋さんのおもてなし まかないちらしと春待ちの君

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角川文庫
弁当屋さんのおもてなし まかないちらしと春待ちの君

  • ISBN:9784041081549

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内容説明

遅めの桜が咲き始め、ようやく春が訪れた北海道。お互いの思いを再確認した千春とユウだったが、千春の帰任期限は刻一刻と迫っていた。このまま札幌で転職してユウとずっと一緒に暮らすか、それとも遠距離恋愛か。自分が本当にやりたいことは何か悩む千春に、ユウがお弁当に込めたメッセージとは? そして最終的に千春が選んだ生き方は? 北海道の旬の幸がたっぷり味わえる、ほっこりお弁当ものがたり第5弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

290
シリーズ第5弾!今作は個人的に好きでした。仕事をする上での、こう何か気づきを教えてもらった気がします。もちろんお弁当の料理も、今作はいつになく美味しそう。今作に出できたお弁当料理(ネタバレになるから料理は言えないや 笑)が、近くにある居酒屋のメニューにいくつかあるので、食べに行きたいですね。ユウと千春の仲が、なかなか進展しないから、面倒見てあげたくなるほどだったけどね。まあ、とりあえず良かった!幸せになれる条件は、お互いに信じる気持ちと思いやりだね。2019/06/05

スズ

138
桜舞い散る春の札幌。帰任期限が迫り、転職して北海道でユウと一緒になるか、東京に戻って遠距離恋愛になるかの二択に千春が思い悩む第5巻。今回は千春を含め自分に自信が持てない人達が、お弁当とそこに詰まった懐かしい思い出を通して一つの決断や区切りを付けていくお話が多く、思い出の味というのは思い悩む心をそっと優しく押してくれる素敵なものだなあと感じました。春風餃子弁当のお話が特に好きで、パリッサクッの焼餃子もモチッジュワッの水餃子もどちらも捨て難く、北海道らしい羊肉の餃子を一度食べてみたいです。いつまでもお幸せに。2019/07/03

オセロ

113
Kindle Unlimitedにて。作者さん5冊目。 今回もストーリーとしても良かったですし、出てくるお弁当は相変わらず美味しそう。特に定年退職した公森が食べたいという餃子弁当を皆で模索したり、とある悩みを抱える男性と千春がくま弁で繋がっていたりと、お弁当屋さんならではのもので。そして千春に渡したサクラマス弁当に込めたユウ君の想いは素敵でしたね。2人ともお幸せに。 2024/02/13

のんき

100
北海道の幸を使ったお弁当は、どれも美味しそうでしたあ!第一話で、ユウが料理の修行に来た将平に話す場面が印象に残りましたー。将平は、ある時期引きこもっていたことも、働いていても未練がましく、デザインの仕事続けられないか悩んだりしたこともありました。でも、ユウは言います。「無駄ってことはないんだよ」と。そして、「自分を信じて、自信を持って落ち着いて、集中してやればできるんです」と。それは、料理だけでなく、全てに言えることだなあって思いました。2020/02/05

ゆっくりさん

92
5巻。久しぶりに将平さんの登場です。民宿の板場で頑張っていたんですね。素直で純粋さは健在でした。そのおかげでなんとも美味しそうなまかないちらしでしょう!お腹好きすぎます。本場の本物かにクリームコロッケの入っているお弁当なんて贅沢すぎる。行者ニンニクの餃子はビールと流し込むところで「かーっ」と叫んでしまいました。しかも、試作の品も素敵!にんにくの芽、香草、等々。たまらん。ラワンフキは偶然TVで見たすぐでどうやったら買えるのか調査しないとです。にしても、相変わらず肴にぴったりの美味しそうなお弁当屋さんだなあ。2019/09/29

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