小学館文庫<br> 夜半の綺羅星(小学館文庫)

個数:1
紙書籍版価格
¥586
  • 電子書籍
  • Reader

小学館文庫
夜半の綺羅星(小学館文庫)

  • 著者名:安住洋子【著】
  • 価格 ¥583(本体¥530)
  • 小学館(2019/05発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094082081

ファイル: /

内容説明

【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

江戸の庶民を描いた心あたたまる時代小説。

辛い生活の合間に、満天の綺羅星を見上げ、幼い達造とおたえは「俺たちの星もあそこにはあるのだろうか」と呟いた。やがて継父と折り合いの悪い達造は身を持ち崩して家を出、今は目明かしの下っ引きとして暮らしていた。江戸の町を跳梁する凶暴な盗賊を追ううちに、その魔手は、仲間の命を奪い、ついには実家にも及んできた。そしておたえは…。前作『しずり雪』に続き、庶民の哀感とひたむきさを描いて感動をよぶ本格的江戸小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Lara

60
順不同だが、前編にあたる「しずり雪」をぜひとも読んでみたいです。本作では、後半に入り引きずり込まれました。人情味溢れる市井の日々の生活、なかなか体験できませんね。2024/04/09

はつばあば

39
TVで見ていた岡っ引き、銭形平次や半七捕り物帳などと同じ矜持を持つ者で懐かしく覚えたほどだ。岡っ引きに値するのは密偵やイヌと蔑まれる者達。その中で浮くのは友五郎・若い頃の達造。兄貴分の下っ引きが殺され、実家までもが火事にあう。五十幡もいい見習い同心で、骨身を惜しまず働いてお金に縁が無いのも清々しい。人は孤独であるけれど群れたところで孤独が消えるわけではない。どこかでいつも見守っていてくれる人はいる。後悔は、元に戻れないという気持ちを持つことだとも教えてくれる。次に読む「日無坂」も楽しみだ 2015/05/01

ひさか

18
2005年4月小学館刊。2007年10月小学館文庫化。書下ろし。長編の夜半の綺羅星、短編の福良雀、の2編を収録。下っ引きの達造が接する人々の暮らしや言葉から人の想いが伝わって来ます。ミステリー要素も濃厚で息もつかずに読みました。しずり雪、春告げ坂にも繋がる人々も登場し、安住ワールドに強く惹かれます。2021/07/30

サンディK32

16
今、一番お気に入りの友五郎親分の中編エピソード。北原亞以子さんの澪通りを思い出しました。切なさの中に優しさが滲みでてる話し、安住さんにはずっと書き続けて頂きたいです! 短編、福良雀の真摯な若い職人のほろ苦い青春話しも私には凄く懐かしく感じられ、久々に余韻に浸れました。2015/04/19

ごへいもち

7
別版で読了

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/177332
  • ご注意事項

最近チェックした商品