内容説明
ある日見つけた赤い糸。それを巻いていくと聴こえてくる世界の悲しみや苦しみの声。さらに糸を巻いていくとそれぞれの幸せの姿が見えます。悲しみや苦しみを巻いた赤い糸は大きな玉になっていきます。世界は幸せになれるのでしょうか?
著者等紹介
うさ[ウサ]
愛知県出身。画家・絵本作家。2001年、『ひとやすみ』が絵本コンテストで大賞を受賞。絵画と共に、絵本の創作をするようになる。2006年のボローニャ・ブック・フェア訪問をきっかけに、海外での絵本出版やアート活動を始める。2011年東日本大震災のあと、「震災で消えた小さな命展」の開催を決意し、日本各地・海外で開催。日本児童出版美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
39
巻いていくと願いが叶う赤い糸。こんなにも世界はマイナスな状況が起こっているんだと感じる。子供には分かりにくそうな内容。大人向けの絵本。2022/03/01
ヒラP@ehon.gohon
10
悲しみ、苦しみ、飢餓、混乱、戦争、様々な不幸に繋がっている赤い糸。 その赤い糸を巻き取っていくのは、赤い眼をした小悪魔。 巻いた糸のかたまりのようなものを太陽に引き渡すところを見ると、不思議な感じになりました。 思わせ振りな絵本です。 解決しなければならない社会問題が、じわじわと心に染み込んできました。2015/11/14
魚京童!
8
宗教だな。2020/11/07
しい
2
素敵な絵本でした2021/03/10
なかちゅう
2
あの、赤い糸はなんだったんだろう?それを必死にまき続けている白い小さな生き物(ウサギとおもわれる)は、誰を意味しているんだろうと考え込んでしまった。子どもにはちょっと難しいかな?2015/10/12