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内容説明
▼国内と海外の人工知能の最新動向がすべてわかる、網羅的な白書の2019年版
“ディープラーニング”(深層学習)の登場以降、大変な盛り上がりとなっている人工知能(AI)。すでに研究段階から、社会への実装へとステージが進んでいて、一過性のブームでないことは明らかです。
しかし、海外、とくに米国・中国に比べて、AIの社会実装という面では、日本は大きく遅れをとっていると言われています。そして技術面においても、先行しており、かつ人的にも資金的にも大きなリソースを投入している米中に、日本が追いつくことは容易ではありません。これからの産業構造に大きな変革をもたらすであろうAIに、日本企業は、社会は、この先どう向き合っていけばいいのでしょうか。
本書は、AIの基礎的な技術解説から、国内外の多様な先行導入事例、制度・政策面での取り組み、中国のAI動向データや企業経営者の意識調査結果まで、AIにまつわる幅広い話題を網羅して収録しております。企業や社会がAIを実装するにあたってのひとつの指針として、本書をご活用いただけます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
82
AI白書ということで2年ぶりに出版されました。私は白書などは官公庁からのホームページからダウンロードして読むのですが、これは出版物でしか読めないということで購入しました。市販のAIに関する本の何倍もの情報が収められていて参考にはなるという気がします。技術動向、利用動向、制度政策動向が特に参考になりました。2019/01/25
Willie the Wildcat
65
GWの宿題が、本著でようやく完了。技術、利用、そして精度政策の3つの動向を詳細に吟味。本著は”枠”を捉えるのに有用も、日々の最新情報収集は必須。技術論と共に、業界を超えた企業連携と方向性の見極め、如何に自社・自身に取り込むかの判断・実行が、私自身を含めた現代企業の宿命。日本の出遅れ感は否めないが、複数公的機関の独立性と連携のバランス、伴う支援と結果の妥当性検証が求められる。加えてスピード感。因み、本著への希望が2点。書籍サイズと用語集・略語集。前者は持ち運びできないサイズに涙し、後者は振り返り等に必須。2019/05/03
Predora
6
技術動向や各国の政策まで網羅されており十分な情報量だった。纏まった資料があまり無かった政策や倫理の問題についても網羅されていた点が尚良かった。情報の羅列、悪く言えば冗長な箇所もあり読み進めるのに苦労はした。2019/12/31
だまし売りNo
4
政府はAIのルール作りで、AIが物事を判断する際、その企業に説明責任を求めることを柱とする(「AIの判断、企業に説明責任 ルール作りへ政府7原則」日本経済新聞2018年11月26日)。好き嫌いである人を贔屓し、別の人を排除するコネ組織の恣意的な判断が、AIの判断ということで正当化されてしまうことへの危惧はある。それはAIそのものよりも、運用プロセスの透明性や説明責任を強化する話になる。AIに限った話でもない。2019/06/29
記憶の図書室
3
全てを読了したわけではないが、活用したい部分は目を通したので登録。技術的な部分はエンジニアの実務に任せるとして、国内外の動向や専門家のコラムは非常に興味深く、未来展望に思考を巡らせるヒントになった。AIの実態とすぐそこまで迫っている社会の大きな変化に関心がある方は押さえるべし。2019/01/17