小学館文庫<br> なぞとき遺跡発掘部 ~弥生人はどう眠りますか?~

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小学館文庫
なぞとき遺跡発掘部 ~弥生人はどう眠りますか?~

  • ISBN:9784094066203

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内容説明

埋もれた謎を解く!発掘×ミステリー第3弾!

 年末年始、怒濤の連続アルバイトを終えて、久しぶりに実家での休みを満喫していた女子大生の灯里。同じ考古学研究室に所属する古賀先輩からの「まかない付き」という言葉につられ、休み明け早々、発掘現場の手伝いをすることに。
 まったく人手が足りないという現場に向かった灯里は、現場近くの電柱にくくりつけられている奇妙な貼り紙を目にする。そこには『調査を止めろ! 呪われるぞ!』と書かれてあった。どうやらこれが人手不足の原因らしい。アルバイトの作業員たちから、近所の家々の郵便受けにも同じ内容のチラシが入れられていて、事実、この現場では、昔、死者が出たのだと聞いた灯里。不思議なことに、図書館にあるはずの発掘資料も一部がなくなっていた。呪いの噂が立つ現場で、灯里たちの発掘作業は続けられるが――?
 福岡県あさくら市を舞台に、極貧生活をタフに乗り切る灯里と、甘党で男前な古賀先輩が、発掘現場に隠された厄介な謎を解き明かす! 遺跡発掘×ミステリー、第3弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真理そら

70
今回の発掘現場は「呪われている」という貼紙などで作業員が集まりにくい。実は呪いではなく犯罪なのだけれど、その殺しの手口が想像すると恐ろしすぎる。作業のバイトにきた遥ちゃんは実年齢はいくつだろう、灯里の妹・雫より年上だったりしたら父親のクズ度が何ランクもアップするけど、このシリーズはここまでなのでもやもやする読者なのである。2023/06/24

佐島楓

56
灯里の家庭の事情が判明。それにしても灯里、働きすぎなのでは……? 古賀先輩とは相変わらずの色気のないじゃれっぷり、恋愛に発展しそうもありませんな。灯里、髪伸びた?2019/04/08

ネムコ

27
今回は、灯里の才気ばしったところがあまり見られず、運が良いだけの子になってて残念。「す」を多用するしゃべり方は、アイデンティティーかもしれないが、さすがに耳障りになってきたので自粛してほしい。2019/04/12

二分五厘

26
ある一月の半月ほどの事件。初長編。お正月早々、古賀先輩の"賄いつき"に誘われて連れ出された発掘現場は"呪われていた"のです。奇妙な貼り紙に紛失する資料、あろうことか日比野に指図される羽目に加え、よそよそしい作業員。実際以前の調査では死者もでていた。軽い文体と会話の中に見え隠れするよどんだ悪意。二十五年ぶりに判明する犯人が心底気味悪い。その犯人に一矢報いる灯里。冒頭とエピローグの『家族』との会話は背中合わせに。あのキャラ(貧困図々しい系後輩)は、あえて作ったものなのかな。2020/02/18

あなほりふくろう

23
発掘の現場でやれるネタはそろそろやりつくしたか、考古学とはちょっとちがうところで事件の起こった第3巻。面白くはあったけど「ちょっとしたエピソード」の類で、今後この話が何かに繋がるかというと、なんとも。今後なんかあるかといえば灯里の家庭事情と志村遥ちゃんだけど、こっちをつつくと発掘部としては脱線するしなあ。今後どう進むか、シリーズ存続へのタイトロープはまだまだ続く。2019/05/04

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