内容説明
旧友マルクの行方を追うザガンだが、街では<アーシエル・イメーラ>という祭に向けて浮かれた空気が漂っていた。どうやらそのお祭りは、大切な人にプレゼントを送るイベントとのこと。祭りに出遅れて右往左往するザガンとバルバロス、脳天気にも遊びにくるステラとアルシエラ。そしてなぜか黒猫の姿になってしまった黒花。彼女は何者かに追われており、どうやらこの事件もまた<魔王>が関わっている様子で――。大人気ラブコメファンタジー絶好調の第8巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
33
<アーシエル・イメーラ>という祭りに向けて浮かれた空気が漂う街の様子。祭りを知らず右往左往するザガンとバルバロス、そして再び事件が巻き起こる第八弾。サガンたちのために部下が密かにお祝いの準備を進める一方で、なぜか黒猫の姿になってしまい何者かに追われる黒花。そんな状況で脳天気にも遊びにくるステラとアルシエラ。黒花を巡る複雑な過去の因縁も明らかになっていって、それでも支え助けてくれる仲間の存在は本当に大きいですね。転機を迎える中で垣間見えた関係の変化が微笑ましくて、不穏な兆候もありましたけど続巻が楽しみです。2019/03/29
のれん
15
今回はクリスマスモチーフのお祭りが主題。黒花などのザガン周りが中心で、本編的には羽休め。 キャラ一人ひとりがそれぞれの悩みをもって交流を紡いでいるのは総じて「愛で力」といえるのかな。 ザガンくんも何気に家族に気を使いつつも愛煙家になりつつあるようで、昨今では珍しい喫煙主人公になるのかなぁ。手島先生の作品って女の子が可愛いと共に男キャラが時折すごく渋くなる時があるな。2019/04/03
水無月冬弥
13
#ラノベ クリスマス回&黒花回でした。どんどん、主人公以外のカップルも煮詰まっていて愛で力が凄いことになっている。物語としては日常回だったので次回が楽しみ!だけど、ザガンとネフィのいちゃいちゃがもっとみたい!2019/05/10
真白優樹
13
異世界式のクリスマスのお祭りが始まる中、ザガン達カップルそれぞれの甘さが交差する今巻。―――聖なる夜を貴方と、今この一時を貴方だけと。ザガンやネフィ、一つの家族である彼等。そんな一種の愉快な仲間達を周りを囲む面々の視点で描く今巻。 いつもとは毛色の違う、優しさと甘さ溢れる、クールダウンの巻であり、それぞれの想いが特別な日に交差する、群像劇的な面白さが更に際立っている巻である。 優しく甘い一時、だがその裏で暗躍するのは不穏の気配。心休める一時の先、そこで来るのはどんな凍えた風か。 次巻も須らく期待である。2019/04/09
碧海いお
11
アーシエル・イメーラ、この世界でいうクリスマスの回。 今回、黒化がメインの話でしたね。 8巻目になりましたが、題名と内容が沿ってしまったような気がします。最近のライトノベルは題名の通りで話が進まない傾向があるので余計かもですが。2022/04/20
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