内容説明
「人生というのは、たくさん楽しんだ者が勝利者になる。
何かに負けたわけでもないのに
負け組の顔をして生きるよりは絶対に楽しい」
無職と大学生のスローライフだらだらラブコメディ!
「高階さん、なんでいるんですか?」
「学生が学食を使って何が悪い」
「学生じゃないだろ!」
ニートの高階さんと京都の学生、日之出は、だらだらと日常を過ごしていたが、季節は夏に。そこで高階さんを海へと誘う――。
「え~、海水浴? そんな幼稚園児みたいな提案は勘弁してほしいな」
高階さんは海水浴を頑なに嫌っていた。
そんなやり取りの中、祭利も加わって、なぜか三人で海へ旅行に行くことに!?
「海水浴のない海の楽しみ方を教えてあげよう」」
森田季節×紅林のえが贈る、無職と大学生のスローライフだらだらラブコメディ!
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
29
夏休み。海水浴を頑なに嫌う高階さんを海に誘い、そこへ祭利も加わり三人で海へ旅行に行くことになる第二弾。相変わらずな高階さんとまったり過ごしたり、祭利も加えた三人で高階さんプロデュースの旅行に行ったり、家庭教師の教え子JK彩乃とゆるく繋がったり、何だかんだで日之出の夏休み充実してるよねとツッコミを入れたくなりましたが(苦笑)、思わぬきっかけでその関係が変化していくあたりが、何とも締まらないというか彼らしいというか。もう少しその後を読んでみたかったですが、しっかりけじめもつけていい感じにまとまった結末でした。2019/03/15
むっきゅー
28
天橋立や城崎温泉に行く話を読んで、なんか無性に行きたくなった。ボクの実家は大阪市に隣接する兵庫県の南端の市なのですが、同じ県内なのに城崎温泉に行ったことがない。県が広いのと南北の交通が発達していないため、ハードルが高いんですよ。でも最近は高速道路が延びていて、車だと結構早く着くようになったみたい。玄武洞とかも見てみたいし、ちょっと考えてみるか...。前置きが長くなりましたが、今巻で完結。高階さんとの掛け合いが理屈っぽくていい味出てたし、ラノベの定番をことごとく外してくる展開も良かった。2019/03/18
まっさん
17
☆ 久しぶりに読んでる途中でギブアップしそうになった…前巻の時もそうだったけど今作は自分にとことん合わなさすぎる…(苦笑)まだ2巻ということで一応購入したものの(まさかの今巻で完結らしいが)このラノベっぽくない物語の展開の仕方が合わない。というより今作はあまり「展開」というものがなかったように感じる。イベントらしいイベントもあまり起きずただひたすら主人公達の日常をだらだら見せられていく感じ。本当に面白くないというより個人的に合わなさすぎた…笑2019/03/20
真白優樹
12
夏休み、祭利と一緒に高階さんを連れ出し海に行ったりする中、日之出と高階さんの関係が一つの変化を迎える最終巻。―――変わらぬ毎日を変える鍵、それはいつの間にか近くに。 大学生の夏休み、それはいつもより長いだらだらと過ぎる時間。そんな何でもない日が重なる中、いつもとはちょっと違う時間を過ごす日之出と高階さん。気付いた時には好きになる、そんな一本通った筋と何気ない日常のコントラストがどこか心に優しい、日常が少し温かい巻である。少しずつ変わる関係、それは何処までもきっと続くもの。 うん、とても面白かった。2019/03/16
リク@ぼっち党員
8
完結。ちょっと急ぎすぎな展開だったけど、これはこれでダレなくてよかったのかな。ニート理論を貫く高階さんとそれにつられる日之出。他人からどう思われても自分の意思を貫けるというのはカッコいいことだ。2019/03/16