内容説明
第二次世界大戦後から2010年代までの世界史を網羅!臨場感のある叙述によって、読者は歴史の当事者になった感覚で引き込まれるように読み進めることができます。現代史の大事件はもちろん、教科書では詳しく取り上げられていない東欧や西アジア・東南アジアの動きも網羅し、因果関係がしっかり理解できるよう詳しくわかりやすく描いています。また現代の歴史を動かす経済的要因にも注目し、グラフなどを用いて丁寧に解説しています。教科書や新聞・TVニュースだけではわかりづらい歴史の流れを把握しながら、「現代世界はなぜこうなったのか」を理解することができる一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yoshihiro Yamamoto
5
A+ おまけに★★★ 数ヶ月かけ毎朝メモを取りながら読み進めてきた。そして、たった今読み終わって、興奮冷めやらず!過去に読んだ本の中で、最も参考になった本の1冊となる。本文も参考になったが、最後のたった2ページのあとがきにも感動した!一体著者はどういう方なのだろう。紹介では「高校教諭」とあるが…。他に著作があれば、是非とも読んで見たいが、ググっても見当たらない。辛うじてウエブサイトを発見した。これからじっくりと見てみよう!470ページにもわたる本文の各ページごとに知らないことや歴史の「補助線」があり秀逸!2020/05/15
lily
4
センター試験で唯一現代史を1問間違えたので、悔しくて読了。ベルリンの壁崩壊や湾岸戦争のくだりは現場に居合わせたような書き口で面白かった。①戦後すぐフランスの人口は西ドイツの半分程度であったのが西ドイツの主導につながった。②構造主義は未開人と文明人の共通性を語り、進歩史観を批判した。③清朝滅亡後の1912年にチベットは独立したが1950年に再び領有され、大躍進政策後1959年に動乱がおこった。④産油国には議会がなく不満が蓄積されやすいため、テロリストがうまれやすい。2020/04/23
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