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内容説明
山で出逢った二人が織りなす、登山恋記。
夫の遺した“山日記”を辿り登山する、麗しき未亡人……
“大切なもの”を失った女と、“大切なもの”に出逢った男のセンチメンタルで雄大な登山恋記。
―――――――――
風の音、虫の動く音、沢を流れる水の音、心臓の音――
「山に登っているときだけ、生きている心地がする」と山に魅せられ、山を愛する男――加賀山峻(かがやま しゅん)。
彼がある日出逢ったのは、山には似つかわしくない風貌の独りの女性、千堂椿(せんどうつばき)だった。
見るに見かねて同行した加賀山は、彼女が”山を登る理由”を知ることになり…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
緋莢
14
お気に入りに登録している方の感想を読んで、興味を惹かれて手に取りました。一人で山に登り、風景や生き物、植物などの美しいものを堪能する加賀山峻。そんな峻は、谷川岳で山を登るには適さないコートや平地を走るためのスニーカーを履く女性・千堂椿と出会います。「頂上で夫が待っている」という椿を心配し、峻は付き添います。椿の目的は谷川岳の頂上で分かり、その目的に峻も付き合う事になります。 標高が500メートルに満たない山や雪の残る山など、山それぞれの魅力をしっかり描いています。峻が椿を上手く導いているさまも良かったです2019/05/02
年中古本派・文花
14
最近、アウトドア系の漫画にはまってるなぁwせつない系登山漫画。未亡人の気持ちを考えて、せつない。案内役の青年の気持ちを考えてせつない。登山を続けてる限り、実る可能性の低い恋。あ~せつない!w2019/04/01
しぇん
12
山で逢った未亡人の素人ぷりに一緒に登山する事になった主人公。色々思う所ありますが、亡き夫の上った山を順番に登っていく過程で山登りの楽しさや、きつさ、道具集めの楽しさが語られているので簡単な山に登ってみたくなりました。山登りに生活の殆どを捧げてる主人公が気になりましたが、好きなものは好きという深い理由が無い落ちなきも2019/03/13
紫雲寺 篝
5
一人で山に登り続けて来た加賀山峻25歳。いつものように山道を通り下山する中すれ違った女性の姿は、およそ登山に似つかわしくない姿で思わず加賀山は声をかけていた。聞くところによるとその女性は夫に会いに行くという。千堂椿と名乗るその女性に加賀山はウェアを貸し、半分お節介、半分単純な心配で千堂を案内する事になるが……!?山漫画。本作は、登山を趣味とする夫の死を受け、その夫の事を辿るために山に登る女性と、その女性とパートナーとして山に登る男性の物語となっている。山漫画最近多い気がするけど、これもよく描写されている。2019/03/13
Ume
4
久々に再読。やっぱりこの作品好きだな。突飛なエピソードもなく淡々と山を登るように進むところがいいです。2023/01/05