皆殺し映画通信 骨までしゃぶれ

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皆殺し映画通信 骨までしゃぶれ

  • 著者名:柳下毅一郎
  • 価格 ¥1,683(本体¥1,530)
  • カンゼン(2019/01発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784862554567

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内容説明

こんな映画、なぜ作った!?

大人気シリーズ第5弾は骨までしゃぶる!!
映画評論家・柳下毅一郎によるタブーなき日本映画、殺しのレビュー42連発!

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町山智浩氏(映画評論家)推薦!
「イチジクレシピ映画、銚子電鉄駅伝映画、青空地獄JK映画、コスメ産業スパイ映画、
風俗店案内所映画、吉田類が芝居する映画……どれも、柳下の紹介読むと面白そうじゃん!
読むだけならな! 」

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≪目次≫
【おもな収録作品】
『RANMARU 神の舌を持つ男(略)』
ここまで思いつきの失敗作に金をぶっこむとか松竹も堤幸彦にどんな弱みを握られているのか

『本能寺ホテル』
万城目学はこの映画にクレジットされなかったことを名誉に思うべきである。いや、だってねえ……

『傷だらけの悪魔』
ここまで誰一人共感できない映画も珍しい。「女子高生たちの壮絶な戦い」を逆光を多用した
「ポップで斬新な映像美」で見せようとするだけ。

『一週間フレンズ。』
非日常的な障害によってすれ違いが生まれて恋と冒険の学園生活がはじまる…
そういう映画を「青空地獄」と称している

『土佐の一本釣り 久礼発 17歳の旅立ち』
第三回「ご当地映画祭」エントリー作品…まさに地方映画の闇案件

『東京ボーイズコレクション ~エピソード1~』
モナコ国際映画祭最優秀グランプリ受賞作! しかし、いったいどんな映画祭なのかと困惑するばかり…

『暗黒女子』
清水富美加がレプロから離脱するまでの苦難の過程案件。
そりゃこんな映画ばかり出させられたら芸能界やめたくもなるわな……

『銀魂』
テレビじゃそれで話題になって三秒で忘れてよかったねで済むのかもしれないけど、
ここは映画なんだっつーの

『君の膵臓を食べたい』
陰キャラでコミュ障なのが強さの表現として称揚されるとか……オタクのお姫様願望も極まれり

『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』
男に都合いいだけのファンタジー。ミソジニーのきわみ。
この映画の最大の被害者は、こんな役をやらされている水原希子

『アヤメくんののんびり肉食日誌』
anan読者も大好きな「ロールキャベツ恋愛」。もうそれ聞いただけで…。
あと足立梨花はもうちょっと汚れ仕事を減らそう…

『HiGH&LOW THE MOVIE3 THE FINAL MISSION』
EXILE TRIBEの権力と金力を見せつけ、世にもくだらないかたちで浪費!
これがヤンキーの美学という奴だね!

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
東野圭吾のほんわかファンタジー系小説と西田敏行の自己満足系演技とが組み合わさった
世にも恐ろしい映画の登場である

……等々、殺しのレビュー42本炸裂!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

33
2017年の日本映画のダメなヤツ中心レビュー。エグザイルの(ハイ&ローとかたたら侍)とか青春もの(君の膵臓とか1週間フレンズ)とか、知り合いの誰もが決して観ない映画をちゃんと映画館で観てくれる柳下さん、映画の奥深さ(闇)を教えてくれて有難いわー。幸福の科学案件とか地方の町おこし映画案件とか謎のプロダクション映画案件とか、まずこの本でしか知り得ないことがうっすら黒楽しい! 本能寺ホテルとナミヤ雑貨店はテレビでやったら見てみてヒドさを確認したい。八年越しの土屋太鳳(これは一応褒めてる)も。2018/05/16

北白川にゃんこ

5
無駄にいっぱいあるエグザイル案件!ハイ・ローなあ。観たいんだよなあ。頭からっぽなアクションからしか得られない栄養がある。2023/05/23

arnie ozawa

3
見たこともなく、この先も見ることもなく、そもそも見るすべもなさそうな映画の話が面白い。不思議。2020/09/13

Gen Kato

3
いわゆる文芸映画や大作は氷山の一角に過ぎないんだなあ、とつくづく思わされる。読むだけで「どうしてそうなった」な物語ばかりで、俳優さんも大変だけど、それを観なきゃならない人間はもっときつい気が(ホントご苦労様です…)2018/04/05

ysdokusyo

2
「マイナー作品には、マイナーな理由がある」が「なんでこの作品に、多額の予算が当てられてるの」と首をかしげる作品に、見る側にはわからない。宗教PR映画なら、わかりやすく「あーあ」となるが、地域紹介映画やドラマタイアップ映画など見る前から、頭を抱えたくなる。そのような映画に遭遇することなく、楽しい観劇生活を送るため、実費で、貴重な時間を費やして映画を鑑賞している。著者の柳下氏の活動に敬意を表したい。2018/08/31

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