内容説明
ローラたちの一家は厳しい冬にそなえて町に移ってきた.町での暮らしは,農場育ちのローラ姉妹にとって楽しいことばかりではなかった.姉メアリとの別れ,先生との対立,クラスメートのいじめ,将来への不安とあこがれなど,さまざまな体験をとおして成長してゆくローラが描かれる.
目次
目 次
1 思いがけないこと
2 農地の春
3 ネコがほしい
4 幸せなとき
5 町で働く
6 野バラの月
7 九 ド ル
8 七月四日
9 ブラックバード
10 メアリは大学へ
11 ワイルダー先生
12 冬じたく
13 学校生活
14 学校から帰されて
15 学校委員の訪問
16 名 刺
17 親 睦 会
18 文 芸 会
19 めくるめく愉快な日々
20 誕生日のパーティ
21 むこうみず時代
22 四月に思いがけなく
23 また学校が始まった
24 学習発表会
25 十二月に思いがけなく
〈大草原の小さな町〉デ・スメットの地図
訳者あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たつや
57
ローラ物語の第2巻。前作の長い冬からの続きで、春の訪れからの、ローラに就職の話が出たり、猫飼ったり、学校生活があり、親睦会、誕生パーティーありで、また冬仕度が始まる。長いようで、当時の草原での暮らしぶりを楽しく感情移入して読めれば、あっと言うまに読みきれます。2016/12/08
ぶんこ
52
厳しかった冬が去り、農場に戻った一家。長女のメアリが大学へ入り家を出ます。残されたローラは、姉の学費のためにも教師になるべく勉学に励むのですが、学校と友達との生活が楽しく、ついつい学業が疎かになる。健気なローラだが、そうはいっても14歳の乙女。着飾ったり、友達と遊びたいでしょう。どうなる事かと心配になると、先生になる話が舞い込みます。アルマンゾとのささやかなお付き合いが始まったところなので、20キロも離れた地に行ってしまうのか否か。次巻が楽しみです。2017/01/06
シュシュ
21
再読だけど新鮮だった。15歳のローラの揺れ動く気持ちがまぶしく、将来の夫のアルマンゾとの出会いには、物語の中のローラ以上にときめいてしまった。お母さんはローラに「この世で暮らすのは闘いですよ。ひとつにたちむかったと思ったら、すぐに次のがあらわれるんですから。ずっとそうだったし、これからも続くのよ。そういうものだとさっさと覚悟してしまえば、らくになって、今持っている幸せに感謝できるようになりますよ」と言う。大地と共に生きる苦労を知っている人たちの言葉に頭が下がる。アメリカの独立についても知りたくなった。2015/01/14
なにょう
14
メアリはアイオワの大学へ。父母はメアリを大学へ連れて行く。三姉妹はお留守番。ローラは15才かそこいら。びっくりだよ。三姉妹は健気にも秋の大掃除。帰宅する母はびっくり。勉強と楽しい社交。同級生の男子の誕生日パーティに招かれる。ローラにとって初めて大人扱いされた経験じゃあるまいか。ローラの嬉しさ、一人前扱いされた誇らしさがとても印象に残る。★ほかの巻に比較し地味な印象。しかしながらローラが成長し、これからへの希望溢れる滋味深い一巻。2019/09/11
ぼんくら
14
ローラ物語②。長い冬をのりこえたインガルス一家。入植者が増え、町もにぎわい父さんは大工仕事、ローラは仕立物屋でしばらくの間働く。そのお金でメアリは家を離れて大学に進学。メアリとキャリーは町の学校に再び通い始めるが、そこに意地悪ネリーがあらわれて・・・。初めての仕事、メアリとの別れ、ワイルダー先生との確執、そしてアルマンゾとの出会い。14歳から15歳の物語。2013/11/29
-
- 電子書籍
- 陛下わたしを忘れてください 第33話 …
-
- 電子書籍
- 今だから言えること2 歴代首相の素顔が…