内容説明
未來に取り憑いていた影憑に襲われ、瀕死の重傷を負った海斗。
未來は己の血を分け与える神憑き特有の救命行為“奉魂”を施し、海斗の命を救う。
その時、未來は遠い記憶、幼い頃の海斗との出会いを思い出す……。
平成と大正という二つの時代、揺れ動く未來の心。
物語は終盤を迎え、影憑との戦いもヒートアップ!
ニコニコ動画で1200万回再生を超えた『千本桜』で
イラストを担当した一斗まるが贈る文庫版シリーズ第5弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白雪ちょこ
11
前回の衝撃的な終わりから、あの重傷を負っていたカイトがなんとか危機を脱したことに、まずほっとした。 今回は戦闘のシーンよりも、いよいよ本題となるミクのタイムスリップの点について、濃く描かれていた。 そして、カイトとミクの前世の姿が絵本により説明されているため、わかりやすい。 挿絵も相変わらず綺麗で、一番最後のルカのシーンに至っては、前回同様気になる展開で終わらされていたため、是非とも早く読みたい。 次回はいよいよ最終巻。 果たして、ミクは平成に戻るのか?それとも大正に残っているのか?恋の行方も気になる。2022/03/15