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内容説明
泣く子も黙るローレンツ・ゼミには、今年もそうとは知らない学生たちが集まっている。「あなたたちはテロリスト予備軍です。」予想だにしない一言に愕然とする生徒たち。脱落=テロリスト認定。恐ろしすぎる授業が始まる――。そもそもテロリズムとは何か? 日常に潜むテロの根っことは? 今までメディアで語られてきたテロ論は全部ウソ。テロ教授が教える、知るのは怖い、知らないのはもっと怖い「テロとカルト」の真実。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
70
すげー。「怪しい授業」とのタイトルで、この表紙。一見チョー過激に見えるティム・ローレンツ教授。実は学生をカルトやテロリストから守る授業を熱心に進める。何が本当に危険なのか、騙されないため、引っかからないための基礎を徹底的に教えてくれるのだ。「人は見かけによらない」とは、よく言われるのに、つい忘れてしまいがちだ。日本だから安心だと思うなら、一度このコミックを読んでみよう。……と言いつつ、これが罠だったらどうしよう? でもそのぐらいの構えでいたほうがいいのかも。続巻に期待。2020/10/15
トラシショウ。
40
「わかりましたかみなさん!!「自分の頭で考えること」をやめるな!! 「答えの物乞い」もやめましょう!!」。流されるだけの平凡極まる自分にぼんやりと忸怩たる思いを抱えながら生きる大学生・佐藤が巡り会ったのは、社会学の教鞭をとるティム・ローレンツ教授。初回講義で集まった生徒一同をテロリスト呼ばわりし、このままでは全員テロリスト予備軍だと断ずる教授による、社会学、というより社会や世界情勢と切っても切れないテロリズムについての奇妙な講義の時間が始まる。煽り凄いな(笑)。個人的には抜群に面白い(以下コメ欄に余談)。2019/01/05
まゆにゃ
22
kindle。原作:「幼女戦記」カルロ・ゼン。うん。ひとまずは洗脳とテロの親和性だとかそんな話で、大学に入学したてのゆるふわエアヘッドなヒヨコちゃん達に、キチンとテメエの足で頭で立てとの教育を施す。そんな至極真っ当なことを言っているだけなのに、こんなふうに意味もなく演出で怪しさを醸し出すなんて酷いんじゃないの? ぷんぷん。2018/12/30
緋莢
20
お気に入り登録している方の感想に興味を惹かれて、手に取りました。強引なサークル勧誘から助けてくれた外国人教授、ティム・ローレンツの言葉に惹かれて、授業を選んだ新入生の佐藤。しかし、授業初回に教授はいきなり「このテロリストどもめー!!!」と怒鳴られてしまいます。さらにローレンツは「大学生はテロリスト予備軍だ」として、この授業から脱落した場合、通報します、とも言いだします。かなり強烈なインパクトのある第1話で、そこから一気に引き込まれました(続く2019/07/10
JACK
18
☆ 大学に入った佐藤は怪しげな団体の勧誘を受けて困っていた。助けてくれたのは大学のティム教授。興味を持った佐藤は教授のゼミの説明会に参加したのだが「あなたたちはテロリスト予備軍です」と罵倒されてしまう。混乱する新入生たちに教授が語る内容は、過激だが身を守るために必要な知識だった。なぜカルト教団は大学や街頭で勧誘するのか。なぜ自爆テロは行われるのか。そもそもテロリストとは何者か。知るのは怖い、知らないのはもっと怖い、テロとカルトの真実。内容は強烈で過激だが、平和ボケの日本に必要な情報だと思う。オススメ。2019/01/12